GA4を活用してコンテンツの良し悪しを評価・改善! ノウハウを公開
以下のキャプチャは全体平均が44秒のところ、1分44秒あった記事ページです。先ほどの「セッションあたりの平均エンゲージメント時間」の悪かったページと比較して見てみましょう。
冒頭のみですが、以下の違いが見てとれます。結果の良かったページには以下の特徴がありました。 ・(1)カバー画像でどんな記事かが明確にわかる ・(2)伝えたい個所が太字でマーカーが引かれている ・(3)「あわせて読みたい」という他の記事をおすすめしている 逆に、短い時間しか見られていなかったページ(結果の悪かったページ)に対し、以下が反省点として浮かんできます。 ・カバー画像がない ・挿入画像がイメージ画像で意味が伝わらない ・どのような内容が書かれているのか冒頭で伝わりづらい ・関連記事のリンクがない この課題を解決するために以下の施策を実施することで、より長い時間サイトに滞在してもらえるようになるでしょう。 ・記事の内容が一発でわかるカバー画像を冒頭に持ってくる ・目立たせたい個所(伝えたい個所)を太字にしてマーカーを引く ・意味のない挿絵は削除する ・関連するおすすめのリンクを冒頭で紹介する
まとめ
今回は1ページの比較でしたが、本来は結果の良いページと悪いページを数ページ見比べます。すると良いページに共通した特徴がより明確に見えてきます。 それにより、「良いと思っていた施策でも、実は結果に影響しないんだな」ということに気付けたりします。リンク1つをとっても、単なるテキストリンクや画像付きのリンクを置くだけでは結果の良し悪しに影響がなかったけれど、「『記事の紹介文付きのリンク』が冒頭にあるものはどれも滞在時間が長かった」など、細かな特徴の違いにも気付けます。 GA4を活用してサイト全体の平均値をあげていきたい場合は、全体ではなく内訳を見ることが大事です。そして良いページの特徴を見つけて、悪いページに反映していくことが、全体の底上げにつながるのです。今後新たな記事を作る際にも、ユーザーがもっと読みたいと思えるコンテンツ制作のヒントになるでしょう。 井水でした。