GA4を活用してコンテンツの良し悪しを評価・改善! ノウハウを公開
当たり前の話ですが、ここで重要なのは記事ごとに結果の値が異なるということです。ページごとに見ていくと、「セッションあたりの平均エンゲージメント時間」18秒のページもあれば、1分44秒のページもあります。同じようなデジタルマーケティングのノウハウを記事にしているのに、何倍も読まれている時間が異なるのです。 ページ単位で比較することで、全体の44秒に対して平均が18秒のページは悪いと言えますし、1分44秒のページは良いと評価できます。
良いページをより良くするのか?悪いページを改善するのか?
改善におけるシンプルな考え方としては、以下の2つがあります。 ・良いページを見つけたら→どうやって伸ばすか? ・悪いページを見つけたら→どうやって改善するか? 良いページをより良くすることも全体の底上げとしては重要ですが、悪いページを修正して良くしていくほうが簡単です。なぜなら、結果の悪いページは結果の良いページの特徴を取り入れることで改善できるからです。 実際のところそれぞれのコンテンツの中身を見ていないと、特徴は分かりませんが、結果の良いページを数ページ、悪いページを数ページ見比べるだけでその特徴は見えてきます。 ただし、セッションが10や20しかないページの場合だと、一部のユーザーの値に平均値が引っ張られている可能性があります。セッションが少ないサイトの場合は期間を伸ばして見てみるなど工夫が必要です。 また改善対象のページは、セッションが少ないページより多いページの方が改善のインパクトが大きくなるので多く見られているページから意識して改善していくと良いでしょう。
結果の悪かったページ、結果の良かったページの特徴を比較する
では実際に、結果が悪いページのコンテンツと良いページのコンテンツを見ていきましょう。 ■ まず結果の悪かったページを見る
以下は全体平均44秒に対して13秒しか見られていなかったページです。
コンテンツとしてキチンと体裁をなしているし、書いてある内容も悪いわけではありません。画像も挿入されています。熟読すると気になる点はたくさん見えてくるかもしれませんが、ここではサッと見るだけで構いません。 ポイントは悪いページだけを見ていても気付きが生まれづらいということです。 ■ 次に結果の良かったページを見る