なぜか財布から「長野オリンピック記念硬貨」を発見! 売ったらいくらになる? 額面以上で買い取られるケースもあるの?
「あれ? これ、記念コインですよ。使っちゃって大丈夫ですか?」 筆者がそう言われたのは、近所のコンビニのレジで500円玉を出したときのことでした。記念硬貨などもらった覚えも購入した覚えもないため、これは「普通の500円玉」として世の中に流通していたのでしょう。 興味を持った筆者はその500円玉を持ち帰り、インターネットでいろいろ調べてみました。本記事では、記念貨幣の概要や注意点、売却、交換方法などについて説明します。
記念貨幣とは?
記念貨幣が最初に発行されたのは、1964年の「東京オリンピック記念千円銀貨幣」です。財務省によると、記念貨幣は「内閣の閣議決定を経て、国家的記念事業として発行される」ようです。 国家的事業とは、皇室の御慶事や国家的事業の完成、オリンピック、万国博覧会などが挙げられています。これまでにも「青函トンネル開通記念」や「瀬戸大橋開通記念」、「沖縄復帰20周年記念」などをはじめ歴史的な出来事があるたびに、たくさんの記念貨幣が発行されています。 ■記念貨幣の価値は「額面」 記念貨幣は普通のお金として使えます。通貨としての価値は額面で判断されるため「500円なら500円」、「5000円なら5000円」です。 そして記念貨幣は売却もでき、実際に店舗やインターネットサイトで売買されています。通貨として使うときには額面の価値しかありませんが、発行年数や発行枚数などにより希少価値が高まれば、プレミア価格で買い取られることもあるようです。 ■記念貨幣の注意点 記念貨幣は、実店舗では通常のお金として使えます。しかし、いろいろな素材で作られていたり、大きさが異なったりするため、記念貨幣によっては自動販売機などでは使えないこともあるようです。使用の際には銀行などの窓口に持参して、通常の貨幣に取り換えてもらいましょう。 ■記念貨幣の交換は手数料がかかる? では記念貨幣を通常のお金と交換するために、手数料はかかるのでしょうか? 銀行などの金融機関の窓口により、交換手数料が無料な場合や一定枚数以上は手数料がかかるケースなど、対応が異なるようです。そのため記念貨幣を交換したいときは、あらかじめ手数料がかかるかを調べておきましょう。