関大の金丸夢斗「中日はファンが熱い。1年目から2桁勝利を」 目標の投手はカブスの今永
24日に行われたプロ野球ドラフト会議で、セ・リーグ4球団による1位の抽選となった関大の金丸夢斗。中日の交渉権獲得が決まり、野球部の同級生40人から拍手が起こると、ようやく笑みを浮かべ、「自分は質のいいストレートとコントロールが武器。1年目から先発で2桁勝利を挙げてチームに貢献したい」と決意を語った。 【写真】中日・井上一樹監督、金丸の交渉権を獲得した瞬間、左でガッツポーズ「脱臼しました」 今春には日本代表「侍ジャパン」に招集された。プロの選手に大きな刺激を受けたといい、「日本を代表する投手になりたいと強く思った。目標は（米大リーグ・カブスの）今永投手」と目を輝かせた。 関西学生リーグでは昨秋の途中から72イニング連続で自責点なし。プロでも「ゼロにこだわりたい」と話す。プロ生活に思いをはせながら「まだ体が弱い。長いシーズン、しっかり投げられる体を作りたい」と力を込めた。 即戦力左腕とあって、会見場はテレビカメラが20台近く並び、熱気であふれた。名古屋のメディアからの質問攻めに遭い、中日については「ファンがとても熱くて、同い年の高橋宏斗投手ら投手陣が力強い」。名古屋の印象を聞かれると「行ったことがないので分からない。おいしいものを食べたい」と少し困ったように答え、周囲を笑わせた。（鮫島敬三）
