広陵高時代の小林誠司選手と野村祐輔投手（写真：日刊スポーツ/アフロ、岡沢克郎/アフロ）

プロ野球・広島の野村祐輔投手が27日、今季限りでの引退を発表したことを受けて、広陵高校でバッテリーを組んでいた巨人の小林誠司選手が「今の僕があるのも野村のおかげです」などとコメントしました。 【動画】今季は”スガコバ”会議が多くなっています 本人から電話で引退の連絡を受けたという小林選手。「驚いた気持ちが大きいです。いろいろな思いがあって決断した事だと思うので、すごくさみしい気持ちはありますが、まずはお疲れ様という気持ちです」とコメント。「僕がピッチャーからキャッチャーになった時、ずっとボールを受けさせてもらっていました。今の僕があるのも野村のおかげです」と続けました。 2人は2007年の甲子園ではバッテリーを組んで出場。決勝まで勝ち進むも、逆転満塁ホームランを打たれ、準優勝の悔し涙を流しました。 「大学、社会人、プロになっても背中を追いかけてきた選手の一人なので、なかなか言葉では言い表せませんが、僕の野球人生において野村との出会いはとても大きいもので、感謝しかありません」と惜別のメッセージをおくった小林選手。「落ち着いたらまた食事をしながらゆっくりいろんな話をしたいです」と続けました。 また、同学年で大学の日本代表としてともに戦った菅野智之投手も「野村とは大学の日本代表でも同じ部屋で、ずっとやってきた仲なんでね。さみしい気持ちもあります。でも、切磋琢磨（せっさたくま）してお互いやれたと思うので、『お疲れさまでした』って伝えたいです」と語りました。