最も人気なのは? J2リーグ観客数ランキング1~10位。2024シーズンの前半戦で最も人を集めたのは?
明治安田J2リーグの2024シーズンは前半戦が終了した。昨季途中より新型コロナウイルスによる制限もなくなり、観客動員は2019年以前に戻りつつある。今回は、J2リーグクラブの今季のホーム観客動員数を集計し、1試合の平均入場者数をランキング形式で紹介する。(データは第19節終了時点)
10位:ロアッソ熊本 本拠地:えがお健康スタジアム 収容可能人数:3万275人 今季平均入場者数:5803人 ロアッソ熊本は、J2で17位に低迷しているが、平均入場者数では10位と健闘している。第19節までのホームゲーム1試合平均観客数は5803人だ。 開幕戦の清水エスパルス戦に8059人の観客が入って上々のスタートを切ったあと、特に九州勢との対戦で多くの人が、えがお健康スタジアムを訪れている。大分トリニータ戦は8656人が入り、ゴールデンウィーク開催の鹿児島ユナイテッドFC戦はここまで最多の1万1532人の観客数だった。鹿児島戦は、小中高生を対象に3000人の無料招待した影響があるとしても、熊本にとって1万人超えは年に数回しかないことで、大きな意味があるはずだ。 昨季は最終的に1試合平均の観客数が6278人で、2017シーズン以来の6000人超えとなった。2年連続の6000人超を目指すためにも、今季ホームでわずか1勝という結果を変えていくことが求められそうだ。
9位:横浜FC 本拠地:ニッパツ三ツ沢球技場 収容可能人数:1万5442人 今季平均入場者数:6746人 横浜FCは、シーズン前半戦で1試合平均6746人の観客を動員した。昨季の平均は9128人だが、J1で戦っていたため、単純な比較はできないだろう。コロナ禍以前の2019シーズンはJ2で1試合平均7061人の観客数となっており、当時と比べると減少していることになる。 今季最も多くの観客が入ったのは第16節の清水エスパルス戦で、1万2735人がニッパツ三ツ沢球技場を訪れた。これは今季の横浜FCのゲームでダントツの観客数で、2番目に多いのはレノファ山口FCと対戦した開幕戦の7176人だ。 人気クラブと対戦した際の観客数が平均を押し上げているのは確かで、清水戦を除くと1試合平均は5997人まで落ちる。やはり2019シーズンと比べると物足りない数字と言えそうだが、J2通算では1試合平均観客数が5197人で、クラブの歴史を通してみると、悲観する数字ではないかもしれない。 今季の横浜FCは、ホームでのリーグ戦9試合で6勝2分け1敗と結果を残している。J1昇格への期待が高まるにつれて、さらに多くの後押しが期待できるだろう。