なぜ獲った…。マンU、冬の大失敗補強(2)ブラジルから獲得も期待外れ。約4億超の移籍金で獲得も…わずか8試合の出場
2024年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『transfermarkt』参照)
MF:ロドリゴ・ポセボン(ブラジル/イタリア) 生年月日:1989年2月13日 移籍金:350万ユーロ(約4.9億円) 在籍期間:08年冬~10年夏 リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト マンチェスター・ユナイテッドのサポーターでもロドリゴ・ポセボンの名前を覚えている人は少ないのではないだろうか。それもそのはず、プレミアリーグでは3試合、公式戦でも8試合のみの出場に留まっている。 当時マンチェスター・ユナイテッドのスカウトはブラジルの若手選手に注目をしており、ラファエル・ダ・シウバとファビオ・ダ・シウバを獲得した。その流れで同時期にインテルナシオナウの下部組織で活躍していたロドリゴ・ポセボンを350万ユーロ(約4.2億円)の移籍金で獲得している。 ラファエルとファビオはトップチームで活躍した一方で、ポセボンは期待外れだった。2008/09シーズンは開幕戦から2試合連続で途中出場を果たすも、それ以降は最終戦までトップチームで出番を与えられなかった。続く2009/10シーズンはブラガへローン移籍するも1試合しか出場することができず、ポセボンの居場所はユナイテッド復帰後もなかった。そして10年夏にフリーでサントスへと放出されている。 サントスでも目立った活躍ができなかったポセボンは、ブラジルのナウチコやバーレーンのアル・リファーなどクラブを転々とし、2018年1月にベトナムのホーチミン・シティFCに加入。しかし、怪我の影響で公式戦の出場が1試合もないまま、同年2月22日に契約を解除されている。
フットボールチャンネル