EURO2024グループステージで輝いたのは?GOAL選出ベストイレブンを発表
EURO2024のグループステージは緊迫したものとなった。自由奔放なサッカーは少なく、緊迫した戦術的な戦いが頻繁に見られたが、それでもドラマ、そしてオウンゴールには事欠かなかった。 決勝トーナメント表 UEFA EURO 2024(ユーロ2024) 36の過酷な試合と数え切れないほどの組み合わせの末、2018年ワールドカップのファイナリストであるクロアチアを含む8チームが敗退し、オランダ、ジョージア、スロバキア、スロベニアが成績上位の3位チームとしてノックアウトステージ進出を決めた。かつての本大会16チーム制のような危うさを懐かしむファンも多いだろうが、それでもどの試合にも真の競争力があり、今大会は質の高い個人プレーが数多く見られた。 イングランドやフランスなど、大会前の優勝候補の多くがリズムをつかむのに苦労しているにもかかわらず、だ。スペインとドイツは現時点で本命とみられ、オーストリアとジョージアがダークホースとして浮上している。 問題は、ここまでで最も目立っている選手は誰か、ということだ。GOALではグループステージのベストメンバーを選出した。
GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア)
ドンナルンマは3年前、イタリアがタイトルを獲得した際のタリスマンだった。パリ・サンジェルマンのNo.1は、終盤に阻む見事なストップで、イタリアがアルバニアに競り勝つことを確実にした。言うまでもなくクロアチアとのグループリーグ最終戦でも、彼は重要な役割を果たした。 彼は3つの重要なセーブを見せ、ルカ・モドリッチのPKも防いだ。すると、マッティア・ザッカーニが土壇場で同点ゴールを決め、イタリアは1-1の引き分けでベスト16進出を決めた。イタリアが再び決勝に進出する可能性は、選手層の薄さを考えれば低いだろうが、ドンナルンマが最後のディフェンスラインとして機能している以上、彼らを見捨てることはできない。
RB:ダニエル・カルバハル(スペイン)
レアル・マドリーで6度目のチャンピオンズリーグ制覇を達成したばかりのカルバハルは、スペインのEUROでの素晴らしいスタートの土台となった。32歳のカルバハルは、クロアチア戦とイタリア戦で12回のボール奪取を記録し、ゴールにも絡んだ。 彼は最高の右サイドバックで、常に大舞台で結果を出す男だ。2008年と2012年に手にしたトロフィーをラ・ロハが取り戻すためには、彼の経験が不可欠となる。スペインには、スポットライトを浴びること必至の派手な選手が数多くいるが、カルバハルは彼らを取りまとめる総大将である。