阪神・藤川監督「凄く強い、大きな駒があるということ」 大山残留にホッ、直接ラブコール届いた
OB会の懇親会に出席した阪神・藤川監督は、大山残留を「凄く強い、大きな駒が自分のところにあるということ」と表現して喜んだ。 これまでFA権は選手の権利として、「そっと見守りたい」と語り、選手目線の一歩引いた発言を続けた。その一方で、「彼が動こうとするところの歩みを止めてはいけないけれど、僕もタイガースの監督として動かないといけないところがあった。そこは内々で動きましたけど」と直接ラブコールを送ったことを明かした。 前日11月29日に本人から電話があった時は「(移籍か残留か)どちらの電話かわからなかったですけどね」と不安があったことを認めた。裏方を含めた球団一丸の引き留めの結果、吉報が届いたとして「彼の存在は非常に大きい」と、V奪回を目指す来季に目を向けた。 打順については言葉を濁した。岡田政権で務めた4番を継続するか問われ、「どうでしょうね。それはまだわからないですけど。ソフトバンクの近藤選手も4番ではないですから。非常に効果的な打順に入るので。そこはじっくり煮詰めていきたい」と明言を避けた。ただし、突拍子もないプランがあるわけではなく「野球には王道というものがある。そのあたりも考えながら正月明けくらいまでにゆっくり考えます」と主砲としての期待をかけた。(倉世古 洋平)