シティはハーランド不在時のオプションをすでに持っている? 冬に再アタックが予想される古橋亨梧獲得の可能性を考える
夏の移籍市場では終盤に獲得の可能性が浮上した
24-25シーズンのプレミアリーグで唯一の開幕4連勝スタートを切ったマンチェスター・シティ。次節に予定されている2位アーセナルとの直接対決を制することができれば、早くも優勝争いで頭一つ抜け出すことになる 【動画】決めに決めまくった古橋亨梧の22-23シーズンのゴール集 そんなシティがプレミア5連覇に向けて避けなければならないのは主力の負傷だろう。すでに今季ブレイクが期待されたオスカー・ボブとネイサン・アケが怪我で離脱しており、さらに負傷者が出るようなことがあれば、台所事情は厳しくなる。 『Football Insider』によると、シティはこれ以上負傷者が出るようなことがあれば、冬の移籍市場で積極的に動く用意ができているようだ。今夏の移籍市場では放出がメインとなっており、約1億6500万ユーロ、日本円にして258億円の移籍金を得ている。 今夏の移籍市場ではフリアン・アルバレスをアトレティコ・マドリードに放出しており、代役となるストライカーの獲得を行わなかった。古橋亨梧は報じられた候補の1人だがセルティックに残留しており、もう1人のオーリ・オスカルソンはレアル・ソシエダへ移籍し、久保建英の同僚となった。 シティのストライカーは現状アーリング・ハーランドのみとなっており、今季はここまで出場した全試合でフル出場している。 加入した22-23シーズンからここまでのプレイタイムを見ると、明らかにペップ・グアルディオラ監督がノルウェー代表FWの出場時間を制限していることがわかる。特にプレミアでは顕著で、初年度は2777分、昨季は2558分と3000分に到達していなかった。 今季はCLのフォーマット変更等の影響があり、例年よりも試合数が多くなっている。プレミアやCLといったビッグタイトルを勝ち抜くためにはハーランドの存在は必須で、休ませられるタイミングがくれば偽9番のような別の選択肢を採用することになるだろう。 候補はフィル・フォーデンとベルナルド・シルバで、ここまで出番のないジェイムズ・マカティーが抜擢される可能性もある。また、2025年1月にシティに合流するクラウディオ・エチェベリも最前線で起用される可能性があると『Manchester Evening News』が報じており、選択肢は多い。偽9番はハーランド加入前のシティの基本戦術であり、チームにうまく落とし込めないということはほぼないはずだ。 冬にストライカーを獲得する可能性はゼロではないが、まずは偽9番を再び試すところからペップは始めるだろう。アーセナル戦後のカラバオ杯ワトフォード戦は絶好の機会であり、もし偽9番が思ったよりも機能しないとなれば冬の市場で新戦力の獲得はあるのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部