鹿児島県 奄美空港に門松設置 「良い正月迎えて」 龍郷町障がい者支援施設
「もういくつ寝るとお正月」――。26日、奄美市笠利町の奄美空港ターミナルビル玄関前に門松が飾られた。龍郷町の障がい者支援施設「ワークセンター奄美」(竪山ミサコ施設長)と障がい福祉サービス事業所「ジョイワーク奄美」(同)が手掛けたもので、きらびやかな竹や松の大きな正月飾りを前に足を止める空港利用客の姿もあった。 門松づくりは約20年前からから始め、今年は同空港のほか奄美市や龍郷町の施設や、事業所約30件に設置するという。
奄美空港に設置した門松づくりには両施設の職員3人と利用者3人の計6人が参加。降雨の中で利用者らは、手際よく作業を進め、開始から約50分で設置を完了した。門松は高さ約2㍍、幅約1・5㍍。土台が2段の一対。南天、紅白の梅や金色の折り鶴も飾り付けし、葉ボタンや縁起物の金びょうぶも据えられた。 作業に携わった男性の利用者(43)は「雨に加えて、多くの人が往来する中での作業だったが、今年もいい門松を設置することができた。空港を利用する皆さんが良い正月を迎えていただけたら」と笑顔で語った。