レンジャーズ有原航平のMLB初勝利理由はレイズ筒香嘉智との日本人対決にあり…米紙絶賛
地元のダラスモーニングニュース紙は面白い見解を報じた。 「レンジャーズが望んできた有原の投球の形が、見慣れた相手と向き合うことで、どのように引き出されたのか」との見出しを取り、筒香との対戦が転機となったとの見解を伝えたのだ。 記事は、「日本からメジャーリーグに移籍するのに際しては、選手にとって不慣れなことがある。新しい国、新しい言語、新しい野球、新しいマウンド、そして新しいスケジュール。だた、少しばかり見慣れたものによってすべてが変わることがある」と記し、日本人選手がメジャー移籍した際に待ち受ける壁について説明し、筒香との初対決の様子をこうレポートした。 「『絶望的だ』と感じた有原は、顔を上げて、そこに見慣れたものがあることに気が付いた。かつて対戦したことのあるタンパベイの打者、筒香だった。それが、レンジャーズが期待していた複数の球種を巧みに操ってピンチを脱することができる有原の投球の形を解き放ったのかもしれない」 そして、「有原は4つの異なる球種を扱って、5つの三振を奪う巧みな投球でメジャー初勝利へと結びつけた。彼はプレーヤー・オブ・ザ・ゲームにレンジャーズが与える巨大なカウボーイハットを手に入れた。試合後のズーム会見でも誇らしげにそれを身に付けていた」と有原の初勝利を伝えた。 スポーツイラストレイテッド誌も「オフシーズンに獲得した有原がまだ浅いメジャーキャリアで最高のピッチングを見せて初勝利をつかんだ。彼はタンパベイ打線に対してとても効果的な投球を見せ、5回2/3を無得点に抑え5三振を奪った。レンジャーズの先発陣は素晴らしい結果を残しているが、有原も続いた。チームの先発投手は、この7試合で防御率1.66を誇っている」と伝えた。 記事は、「有原によって素晴らしい夜となったが、それはコルビー・アラードが彼に勝利後にカウボーイハットをかぶせるまで締めくくりとはならなかった」と記し、試合後にチームメートが有原の勝利を祝福する様子を映したチームの公式ツイッターを合わせて紹介した。有原の次戦は中4日で19日(日本時間20日)の敵地でのエンゼルス戦。今度は、絶好調のスタートを切った大谷翔平との日本人対決が待っている。