2024年版 優れた中国製EV もう “バカ” にはできない「安価」で「高性能」な最新モデル 10選
ニオET5
ニオ(NIO)は2025年末までに25の市場で販売開始する計画で、英国にも右ハンドル車が導入される見込みだ。 同社のバッテリー交換技術は有名で、5分以内に消耗したバッテリーを新しいものと交換することができる。 ET5は、欧州向けに特別に開発されたニオ初のモデルである。小型の高級車市場をターゲットとしているため、ライバルにはBMW i4やテスラ・モデル3などが挙げられる。 興味深いことに、ステーションワゴンタイプの「ET5ツーリング」も販売される。このクラスではまだ珍しい電動ワゴンとして、存在感を際立たせるだろう。 欧州では75kWhと100kWhの2種類のバッテリーが用意される。100kWhモデルの航続距離は最長560kmとされているが、AUTOCARのテストでは520kmだった。 乗り心地は最高だ。油圧ダンパー付きの5リンク・サスペンションは、急な負荷にも対応できるため、500ps近い出力も扱いやすい。
ニオET7
ET7は全長5.1mのフラッグシップモデルで、メルセデス・ベンツEQSやBMW i7に対抗するべく設計された高級電動セダンである。 中国では、航続距離約1000kmの半固体電池を搭載したET7が販売されている。欧州市場への導入はまだ確認されていないが、現時点では75kWhと100kWhのバッテリー(標準タイプ)があり、航続距離はそれぞれ444kmと580kmだ。 2基の電気モーターにより、合計出力653psを発生。フロントに245ps、後輪に408psが配分されるリアバイアスの設計だ。0-100km/h加速は4.0秒未満を誇る。しかし、リアモーターの使用を極力抑える最も効率的な走行モードでは、約13.0秒かかる。 インテリアはソフトタッチ素材を多用し、12.3インチの大型タッチスクリーンとレターボックス型のインストゥルメント・ディスプレイを備えている。 標準装備のエアサスペンションがプレミアム感をさらに高めている。カメラ画像とセンサーを使用して前方の道路を「監視」し、調整を行う。メルセデス・ベンツやBMWのフラッグシップモデルと互角に戦えるレベルの落ち着きを感じる。