ユーロ圏の消費者物価指数2・4%上昇…インフレ加速も上振れは一時的か
【ブリュッセル=秋山洋成】欧州連合(EU)統計局は7日、独仏などユーロ圏の2024年12月の消費者物価指数(速報値)が前年同月比で2・4%上昇したと発表した。11月の2・2%上昇から、インフレ(物価上昇)が加速した。エネルギー価格は11月に2・0%の下落だったのが、12月は0・1%とプラスに上昇したことが響いた。賃金に連動するサービス価格は4・0%と引き続き高い水準だ。
欧州中央銀行(ECB)はインフレの上振れは一時的とみており、今年後半には、物価目標の2%に落ち着くとみている。