大阪・吉村知事「災害発生時に自分ならどうするかシミュレーションを」大阪府北部地震から間もなく5年
大阪・吉村知事「災害発生時に自分ならどうするかシミュレーションを」大阪府北部地震から間もなく5年
大阪府の吉村洋文知事は15日午後、大阪府庁で定例記者会見を行った。会見では今月18日で大阪府北部地震の発生から5年を迎えることについて、府民に対し「ハザードマップなどでリスクの確認と備えをお願いしたい」と呼びかけた。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2023年6月15日)
吉村知事は会見で、大阪北部地震から5年を迎え「これを機に改めて災害対策について、もう一度確認をお願いしたいと思います」と府民に呼びかけた。 地震による負傷原因の約3割から5割が、家具類の転倒や落下というデータを説明し「家具は固定してほしい。寝室には低い家具を置くなど、家具の向き、家具が倒れてこないように安全スペースを作っていただけたら」と話した。 また、避難時に散乱したガラスなどによるケガを防ぐため、スリッパなどを備えてほしいとも話していた。
また、梅雨、台風の時期を迎え、非常に強い雨が影響し、最近では台風2号により、府内でも河川の氾濫の危険が生じて、複数の場所で避難指示が出されるなどした。 吉村知事は「避難場所の確認」「最低3日程度の備蓄食、非常持ち出し品の準備」「災害時の家族間での連絡手段を事前に決めておく」という「3つの備え」を確認してほしいとも述べた。
吉村知事は、大阪府北部地震から間もなく5年を迎えることについて「もう5年がたちますが、通勤・通学途中に大きな地震が発生しました。地震がいつ発生するかわかりませんので、自分だったらどうするかというシミュレーションを府民のみなさんにはお願いしたいと思います」と話していた。