ナッシュビル、テネシー州、9月12日 (AP) ― 米の人気ロックアーティスト、ジョン・ボン・ジョヴィが9月10日、米南部テネシー州で橋から身を投げようとしていた女性を説得して翻意させた。 　ボン・ジョヴィはこの日、ナッシュビル市内を流れるカンバーランド川に架かる自転車と歩行者専用のセイジェンターラー橋の上で、ミュージックビデオの撮影をしていたが、特に通行規制はしていなかったという。 　欄干の外側に佇む女性を発見したボン・ジョヴィは、女性のビデオ・プロダクション・アシスタントとゆっくりした足取りで女性に近づき、アシスタントが遠くから女性に声を掛けた。女性が声の方を振り向くと、ボン・ジョヴィが女性に手を振った。 　声を掛けたアシスタントと女性の会話にボン・ジョヴィも加わり、しばらく説得していたが、思い留まったとみえて女性が体の向きを変えると、ボン・ジョヴィが女性に近づき、欄干の外側の女性を確保するかのように抱きかかえて、欄干を越えるのを手伝った。 　ボン・ジョヴィ欄干のそばで女性と言葉を交わし、彼女をハグして、アシスタントと3人でその場を後にした。 　この一部始終を撮影した監視カメラの映像がYouTubeに投稿されたが、その後削除された。 （日本語翻訳・編集　アフロ）