<ここに注目>名門・広島商は強打 21世紀枠で初出場の丹生が挑む 選抜高校野球
広島商・植松幹太主将の話
(丹生は)投手だけでなく、攻撃にも力があるチームだと聞いている。それに負けないように頑張りたい。自分たちの強みである粘り強さを甲子園でも発揮できるように頑張りたい。
夏は優勝6回 OBにソフトバンクの柳田ら
1899年に広島商業学校として創立。通称は「広商(ひろしょう)」。現在は商業科や会計科など4学科があり、2022年度から情報ビジネス科のみの単一学科へ移行する。校訓は「誠実進取」で、真心を持って進んでチャレンジする人材を育成している。 野球部は学校創立と同じ年に創部。センバツは戦前の1931年に全国制覇。夏の甲子園も6回の優勝を数える。プロ野球選手も多数輩出し、OBに地元広島で活躍した大下剛史さん、故三村敏之さん、達川光男さん、ソフトバンクの柳田悠岐外野手らがいる。卓球部や書道部も全国レベルで活躍している。
広島商・応援部部長の小野優月さん「夢のよう」
中学3年生だった2019年に、夏の甲子園に出場した広島商を見て、自分もこのチームをスタンドから応援したいと思い入学し、応援部に入りました。しかし、新型コロナウイルスの影響で20年春の入学以来、その機会はこれまで一度もありませんでした。 ありがたいことに、この春、選手たちがそのチャンスをくれました。アルプススタンドに立てるなんて夢のようです。出場が決まり、吹奏楽部やバトン部と応援団を結成し練習してきました。「広商スピリット」や「宮島さん」などの曲に合わせて、ダンスを一生懸命踊ります。 今年のチームは、粘り強い野球が持ち味です。私たち応援団も最後まで笑顔を絶やさず、グラウンドへ元気を送り続けます。甲子園でも伝統の「広商野球」を見せてほしいです。