現在「派遣」ですが、派遣先から「社員にならないか」と誘われました。時給は今とほぼ同じですが、社員になるべきですか?
社員になる場合のデメリットについても確認しておこう
今回の事例のように「社員になっても時給は今とほぼ変わらない」という条件だと、派遣社員から社員になることに迷われる方も多いかもしれません。 そのほかにもメリットだけでなく、社員になる場合のデメリットにはどのようなものがあるのか確認しておくことをおすすめします。 例えば、勤務時間帯や仕事内容などを選んで働けなくなる可能性があることや、いろいろな職場を体験できなくなることなどが気になる方もいるでしょう。また、社員になる際の契約にもよりますが、時給以外の待遇が今までより悪くなる可能性も否定できません。
派遣社員から社員になること自体に問題がなくても慎重に判断したほうがよい
法律では、雇用契約終了後に派遣社員が企業の社員になることは禁止されていません。 ただし、派遣契約期間中の社員への登用については、派遣会社と派遣先企業の間でどのような契約が交わされているのか確認する必要があるでしょう。 また、派遣社員から社員になること自体に法律上の問題がない場合であっても、社員になることでデメリットに感じる点があるかもしれないので、慎重に判断することをおすすめします。 出典 e-Govポータル 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(昭和六十年法律第八十八号) 第三章 派遣労働者の保護等に関する措置 第二節 派遣元事業主の講ずべき措置等 第三十三条(派遣労働者に係る雇用制限の禁止) e-Govポータル 日本国憲法(昭和二十一年憲法) 第三章 国民の権利及び義務 第二十二条 厚生労働省 労働者派遣事業・職業紹介事業等 労働者派遣事業関係業務取扱要領(令和6年4月1日以降) 第6 派遣元事業主の講ずべき措置等 12 派遣労働者に係る雇用制限の禁止(201ページ) 厚生労働省 労働者派遣事業・職業紹介事業等 労働者派遣事業を適正に実施するために-許可・更新等手続マニュアル- 紹介予定派遣とは(84ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部