加藤学園、肥沼が1失点快投 鹿児島城西はあと1本が出ず センバツ交流試合
◇2020年甲子園高校野球交流試合 加藤学園3―1鹿児島城西(12日・甲子園) 加藤学園の右腕・肥沼が快投した。直球とスライダーなどを制球よく内外角に投げ分けて1失点完投。打線は六回、二塁打で出た太田を大村が中前打で還して先制。八回は杉山の2点ランニング本塁打で加点した。鹿児島城西は八方が直球で押して踏ん張ったが、打線が9安打を放ちながらも、九回の1点にとどまった。 【鹿児島城西VS加藤学園 熱戦の様子を写真特集で】 ◇今後につながる1勝になれば 加藤学園・米山学監督 (戦い終えて今の心境は)好投手と聞いていたので、失点をどれだけ少なくするかと思っていた。肥沼が思った以上に一生懸命投げてくれて、少ないチャンスをものにできた。(守備も締まっていた)思い切って今までの思いをぶつけてくれたと。失敗を恐れずよくやってくれた。(下級生が活躍した。この経験はどう生きる)支えてくれた3年生が本当に一生懸命やってくれて、なんとかチームとして1勝を、と思っていたので非常によかった。(この1勝はどんな財産になるか)本当に非常に大きい1勝。今後の加藤学園につながってくれたらな、と思っています。 ◇途中から楽しく投げられた 加藤学園・肥沼竣投手 最後はとても緊張したが、仲間がアウトを三つ取ってくれて、とてもうれしかった。真っすぐの球が良かった。緊張したが途中から楽しくなってきて、ピンチを迎えても楽しく投げられて良かった。1、2年生はこの経験を秋につなげてもらえれば。 ◇負けたが非常に楽しめた 鹿児島城西・佐々木誠監督 負けたが、非常に楽しめた。前半にチャンスが何度かあったがあと1本が出ず、中盤、後半に点を取られてちょっと苦しい展開になった。最後3年生がよく頑張って点を取った。 ◇やり切って終わることができた 鹿児島城西・古市龍輝主将 勝つと決めて試合に挑んだが、相手の方が上だった。3年生は最後、やりきって終わることができたと思う。新チームができた頃はチーム力がなかったが、最後の最後にチーム力もついたのかなと思う。 ◇加藤学園の勝又が途中交代 加藤学園の勝又友則一塁手(3年)が12日の鹿児島城西戦の六回の守備の際に両脚がつり、途中交代した。 ◇全16試合をライブ中継 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。