「ハートマーク」を使うのは、おじさんおばさんだけ?異性へのLINEでは使わない人が過半数以上
⚫︎冗談や軽い気持ちで使う 「今やハートマークは半分おじさん構文の象徴になりつつあるので普段使いはしない。仲間内でそういう冗談としての用途が主」(29歳男性/その他) 「ほとんど冗談で使う」(62歳男性/デザイン関係) 「推しの話をしているときに友達に送る。浮かれ具合を表現している」(40歳女性/総務・人事・事務) ノリや冗談など、深い意味ではなく軽い気持ちでユーモアの一環として使うという声もありました。 ⚫︎可愛らしい表現を使いたいとき 「かわいいから。気分が上がるから」(36歳女性/その他) 「特に意味はなく、かわいいから使う。特に友達であれば男女で絵文字を使い分けたりはしない。まだ信頼関係ができてない人や好意(発展してない)がある人に対しては慎重になり送らない」(35歳女性/その他) 「わざとあざとくする演出的に使う」(44歳女性/総務・人事・事務) 「何となく可愛く見せたい時に使う」(52歳男性/その他) テンションを上げるためであったり、可愛らしさを演出するために使うという人も。“可愛い”を手軽に表現するひとつのツールでもあるようです。 このほか、「好きな人や親しい友達には愛情の意味で使います」(28歳女性/その他)、「妻にだけ使う。機嫌が良くなるから」(67歳男性/営業・販売)、「彼氏とのやり取りにのみ使う」(23歳女性/総務・人事・事務)など、特定の人にだけ使うといった声や、「相手が使ってきたら使う」(42歳男性/その他)、「相手のテンションに合わせるため」(31歳男性/その他)など、相手に合わせて使うといった意見もありました。
異性からのハートマーク、どう思う?
では、自分からではなく、異性からハートマークが送られてきたときの反応はどのようなものがあるのでしょうか? 【異性からのメールやLINEに「ハートマーク」がついていたら、あなたはどう思いますか?】 ⚫︎ちょっと引いてしまう…… 「何か意味が含まれてるのかなと邪推してしまう」(39歳女性/その他) 「ちょっと違和感及び嫌悪感を感じる」(53歳女性/主婦) 「誰にでもつけているように思えてチャラい」(39歳女性/その他) 「内容による。恋愛感情なしに好意がある人からなら気にしないけど、ちょっと苦手な人なら正直、不快」(58歳女性/主婦) 多くの人が、異性からのハートマークに対して少し引いてしまうという意見を持っています。「チャラいと思う」「ドン引きする」といったコメントからも、ハートマークが軽薄に感じられることが伺えます。また、「気持ち悪い」と感じる人も少なくなく、特に親しくない相手からの場合には不快感を覚えることが多いようです。 「好きな人なら嬉しいけど、それ以外は怖いです」(38歳女性/主婦)、「恋人ならうれしい それ以外なら気持ち悪い」(40歳女性/総務・人事・事務)といった、好きな人からであれば問題はなく、嬉しいという声もありました。 ⚫︎好意を感じる場合も 「嫌いな相手でなければ嬉しく思う」(23歳女性/その他) 「好かれているとおもう。告白したら付き合えそう」(37歳男性/その他) 「嬉しい。特に深い意味には捉えない」(45歳男性/その他) 「自分に好意があるのかなと期待してしまう」(47歳男性/その他) 一方で、ハートマークが好意の表れとして受け取られることも。「自分に好意があるように感じる」と思う人も多く、「告白したら付き合えそう」と期待を持つという回答もありました。「単純に嬉しいが、ハートの真意をよく考えて返信には注意する」(60歳男性/その他)といった意見もありました。 ⚫︎年齢や関係性によっては…… 「基本はおじさん構文の象徴としてとらえているので、使われた場合は同様の認識になる」(29歳男性/その他) 「年上やとおばさん、おじさんやなぁって思います」(22歳男性/その他) 「今時、ハ-トマークを使うんだなとびっくりします」(52歳女性/主婦) 「相手の年齢にもよりますが、まず、昔っぽい、おばさん構文だなあと思ってしまう。それから、自分に好意があるのかなと、チラッと思うが、社交辞令だろうと自分に言い聞かせて冷静になる」(59歳男性/その他) ハートマークの受け取り方は、相手の年齢や関係性に影響されることもあるようです。「偏見が強いと思うが、年上の男性が使うとちょっと気持ち悪い……と思ってしまう」(39歳女性/その他)など、年齢層によってハートマークの意味合いが変わるケースも。また、ハートマークを使うのはおじさん・おばさんとの意見もあり、年齢による先入観も伺えます。 異性とのコミュニケーションにおけるハートマークの使用は、好意や感情を表現する手段のひとつではありますが、その一方で、受け取り方には個人差が大きく、特に年齢や関係性によっては好意的に受け取られない場合もあることがわかりました。不必要な誤解を避けるためには、相手にどのように受け取られるかを考えることが大切ですね。
ナカムラミカ