サブスク請求や相続でトラブルも…『デジタル遺産問題』が顕著化 家族に見られたくない「負の遺産」の整理方法は "買い物ポイント”は相続できず
■“秘密のデータ”の扱いは…専門家が勧める対策
また、デジタル遺産のトラブルは、資産に関することだけにはとどまらない。 伊勢田弁護士: 「特にパソコン、スマートフォンですけれども、家族にも見られたくないものというのは多々あるんじゃないかなと。アダルトコンテンツですとか、あとはオタクの趣味のようなものですとか、度が過ぎるというとあれですけれども、不倫とか不貞行為のデータとか」
どうしても家族に見せられないデータについて、伊勢田弁護士は「パソコンの、例えばドキュメントの『仕事という名前のフォルダと、家族という名前のフォルダだけ見てほしい』」と家族が必要なデータがある場所を特定し、その上で「他のデータは見ないで削除してほしい、物理的に破壊して処分してほしい」と伝えることを勧めている。