Windows 10サポート終了に備えて今何をすべきか? まずはバージョンが「22H2」か確認必須!
まず、Microsoftの「x64デバイス用Windows 11ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする」ページで、言語は日本語を選択後「64bit Download」をクリックしてISOファイルを入手しましょう。
次に、Rufusを起動したら、デバイスで使用するUSBメモリを選択し、画面に「Win11_24H2_Japanese_x64.iso」をドラッグ。Windowsユーザーエクスペリエンス画面では「4GB以上のRAM、セキュアブート及びTPM2.0の要件を削除」にチェックが入っているのを確認して「OK」を押しましょう。
古いパソコンはChromebook化して快適にする方法も!
Googleでは、モバイルパソコン「Chromebook」で利用されているパソコン用OS「ChromeOS Flex」を無料公開しているのをご存じでしょうか? ChromeOS Flexの動作は非常に軽く、Windowsのように高い性能を要求しないので、動作が重くなった古いノートパソコンでもサクサク動作するのが特徴です。つまり、Windows 11にアップグレードできないノートパソコンにChromeOS Flexをインストールすれば、昔流行ったネットブックのようにサクサクと動作するChromebookに生まれ変わるんですね。 ただし、ChromeOS FlexはAndroidアプリやGoogle Playをサポートしていませんし、Parallels Desktopを使用するWindows仮想マシン(VM)の実行をサポートしないなどの違いがありますので、詳しくはChromeOS Flex公式サイトでご確認ください。 ChromeOS Flexのシステム要件はIntelまたはAMDの64bit CPU、メモリ4GB、ストレージ16GBとなっていますが、この条件をクリアしていても、2010年以前のパソコンでは不具合が出る場合もあるそうです。 GoogleではChromeOS Flexの認定モデルリストを公開していますので、手持ちノートパソコンが該当するか確認しましょう。ただし、このリストにないノートパソコンでも動作する可能性は十分あります。 実際に筆者は、8年前に購入した「Dell XPS13(9350)」をChromebook化してみました。このノートパソコンは第6世代Corei7-6560Uでメモリは8GBなので、Chromebook化することで、ネットブックやAndroidタブレットのような使い方が可能です。 ただし、いきなりWindows 10からChromeOS Flexに変更するのが不安な場合は、インストール途中で「試してみる」を選択すると、CドライブのWindows 10を上書きして消去しません。つまり、USBメモリからOSが起動して試用することができるんですね。もし、古いパソコンを捨ててしまうぐらいなら、試しにChromebook化して延命させてみるのもアリでしょう。 いかがでしょうか? 今回は、いよいよサポート期間があと1年となったWindows 10パソコンをどうしたらいいか考えてみました。まずは、Windows 10の最終バージョン「22H2」の最新版であることを確認してください。そのうえで、今後パソコンを買い替えるかどうか考えていきましょう。 もっとも、購入から10年以上経過しているパソコンは動作も重くなっているでしょうから、これを機会に潔く買い替えるのもアリだと思いますよ。
すずきあきら