手っ取り早く部屋がおしゃれになる、プロ直伝の「壁」「床」「家具配置」 のポイント
子どもの送り迎えや日々の仕事に家事……と時間に追われるような毎日の中で、せめて家ではすこしでもリラックスした時間を過ごしたいですよね。ストレスなく、快適な時間を過ごすには、実はちょっとした“インテリアの見直し”や“家具の配置替え”がリフレッシュにもつながって効果的なんです。そこで今回、インテリアトータルプロデューサーのMAKOさんに、賃貸でも効率よく部屋の印象を変えるコツについてお伺いしました。 即あか抜け!お金をかけずに「おしゃれな部屋!」と思わせる3つのルール
そもそも住空間に“完成”はないんです
「おうちにおけるインテリアって、その時の自分や家族の状況と向き合って心地よい空間を作るのが大事。モデルルームのような完璧な部屋というのをずっと保っている人もいると思うんですけど、置くものや配置がなにも変わらない部屋は、どこか時が止まった印象になってしまうんですよね。なので、自分たちにとって気に入るのはどんな部屋か、どんな動線だとスムーズかを考えながら、ソファの向きを変えるなど、たまに配置を見直してみるのもおすすめです」
手っ取り早く部屋の雰囲気をチェンジさせたいなら、壁や床などの大きな“面”を変えること
「賃貸でも手軽にできるのは、貼ってはがせる壁紙や、クッションフロアで、空間の“面”部分を変えること。このふたつなら簡単に部屋の雰囲気をチェンジできます。貼ってはがせる壁紙はわが家でもやっているのですが、玄関の壁やリビングを全面ではなく一面だけ好きな色や柄に変えるのがおすすめです。大きな家具を買い替えるのは現実的ではないですけど、部分的に貼るだけなら労力もそこまでかからないですし、毎日視界に入る景色がすこし変わるだけで受ける印象が違います。ちなみに、シールタイプの壁紙は安いものだと素材のプリントが粗いものもあるので、お手頃価格を重視しすぎて後悔しないよう、そこだけ注意して選んでください」
床のクッションフロアは、 せっかく変えるなら高見えするような質の高いタイプを狙って
「床の印象チェンジには、ハサミで簡単に切れるクッションフロアが使いやすいです。タイルや木目、コンクリなどさまざまな種類があって、いろんなメーカーが出している定番アイテムだからこそ価格もピンキリ。もちろん今は100均などもクオリティが上がってきていると思うんですけど、どうせ変えるなら高見えするような質の高いものをきちんと選んだ方が満足度は高いはず。また、ホームセンターや壁紙のオンラインショップなどに売っているような、ひとパーツの面積が大きいものの方がトータルで見るとコスパがよいと思います」 クッションフロア選びで「これだけは気をつけたほうがいい」ポイントは3つ! ☑フェイク感がわかりやすいマーブル調の大理石柄 ☑どこか懐かしい雰囲気のある、黄みがつよい木目調 ☑安価でひとパーツの面積が小さいもの 「大理石っぽいマーブル調は、他に比べるとなかなかリアルに再現できているものが少ないように感じるので注意が必要。また、木目は黄みがつよい色合いのものは懐かしい雰囲気になってしまいます」