司忍組長の名前も…六代目山口組が「サプライズ人事」で京都名門組織を“完全掌握”の決定的写真!
「これは実質的に、会津小鉄会を、六代目山口組が乗っ取ったと言っていいでしょう。会津小鉄は江戸時代から名前があった京都の名門組織です。そこを六代目山口組が完全に掌握したことになります」 【画像あり】六代目山口組が京都の名門組織を“完全掌握”の決定的証拠 そう語るのは、ある暴力団関係者だ。 9月30日、京都市左京区に本部のある指定暴力団会津小鉄会で、トップである会長が交代し「継承盃」の式典が執り行われた。八代目会長に就任したのは六代目山口組直参の淡海(おうみ)一家・髙山誠賢総長。六代目山口組の直系組長が他団体のトップを継承するのは、かなり異例なことだ。まさに、「サプライズ人事」が行われたといえるだろう。 この人事の象徴ともいえる写真を、本誌は独自に入手した。代替わりの場である「継承盃」が行われた式場の写真だ。 「継承盃」の儀式が執り行われた式場の写真には、神棚を中心に、後見人として六代目山口組司忍組長の名前が、取持人として、六代目山口組と関係が深い、稲川会の内堀和也会長の名前もある。また、立会人や見届人として、六代目山口組執行部の名前がずらりと並ぶ。山口組が総力をあげて「継承盃」の儀式をとりおこなった様子が、この写真から見て取れるのだ。 また式には、六代目山口組の二次団体である弘道会の竹内照明会長や、稲川会の内堀会長らが出席した。前出の暴力団関係者は、こうした人事が行われた背景をこう話す。 「新たに会長に就任した髙山総長は、会津小鉄会四代目髙山登久太郎会長の実子です。もともとは堅気で、大学を出た後は金融機関に勤めていたほどです。ですが、父親の登久太郎会長が引退したあと、渡世入りし、六代目山口組弘道会傘下に淡海一家を旗揚げしたのです。 一方の会津小鉄会は、山口組が分裂してから、一時は会の内部で六代目山口組側と神戸山口組側に分裂状態になっていましたが、2021年に1本化。今回の人事は異例の事態で、ヤクザ界での衝撃は大いにありますが、内々には『いずれは髙山総長が会津小鉄会を継ぐのではないか』と言われていました。髙山総長としては父親の後を継ぐことにもなり、六代目山口組としては『これで京都を掌握できる』と踏んだのでしょう。これでさらに、京都を足場に全国制覇を目指すものと見られています。 現在の六代目山口組髙山清司若頭は、かねてからヤクザ界は統一されなければ生き残れない時代だ、という考え方を持っていると言われてきました。この目標に向けての、大きな一歩となるでしょう」 会津小鉄会の現状について、ある捜査関係者がこう話す。 「会津小鉄会は、一時期は1600人の勢力を誇っていましたが、現在の構成員は40人ほどとみられています。名門組織ではあるものの、一時、分裂していたこともあり、勢力は落ちてきていました。実質的に六代目山口組傘下に収まることで、勢力の低下を食いとめることができるのか……。今後の動向に注目が集まっています」 新会長は、どう采配を振るうのか。