「国民に分かりやすい議論を」 経団連会長、自民総裁選に要望
経団連の十倉雅和会長は9日の定例記者会見で、自民党総裁選について「国民に分かりやすい切り口で広範に議論し、中長期のことや外交のことも論じてほしい」と要望した。立憲民主党代表選と合わせ「日本の将来をどうするかという議論が国民の間で起こることを楽しみにしている」と話した。 十倉氏はこの日、自民党の石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境相と会談した。経団連が特定の候補者を支持することはないとし、人工知能(AI)の活用などによる電力消費の増大に対応するため「再生可能エネルギーや原発の活用が大事だ」と伝えたという。今後も他の候補者と会談する予定。