パオリーニが全仏に続いてウィンブルドンでも4強! 準決勝でノーシードのベキッチと対戦[ウィンブルドン]【テニス】
全仏準Vのパオリーニ、ノーシードのベキッチが4強
現地7月9日、「ウィンブルドン」女子シングルス準々決勝が行われ、全仏オープン準優勝のジャスミン・パオリーニ(イタリア/世界ランク7位)と、ドナ・ベキッチ(クロアチア/同37位)の2人が準決勝に進んだ。 【動画】全仏準Vのパオリーニが世界17位ナバーロを圧倒 準々決勝ハイライト 6月の全仏オープンで準優勝し、トップ10入りを果たした遅咲きの28歳、パオリーニ。過去3度のウィンブルドンではいずれも1回戦敗退だった。だが、今年は順当に勝ち上がると、4回戦では最終セット2-5のビハインドから第12シードのマディソン・キーズ(アメリカ/同13位)が脚を負傷し5-5で途中棄権。8強入りを果たした。 対するナバーロは、ここまで大坂なおみ(フリー/同113位)や第2シードのココ・ガウフ(アメリカ/同2位)を圧倒しグランドスラム初の8強入り。パオリーニには3連勝中だった。 その難敵を相手に、パオリーニは粘り強さを生かしてしっかりラリーを組み立て、チャンスをうかがう。先にブレークされたが、ミスの少ないナバーロの体勢を崩して、ゲームの主導権を握る。1-2から3度のブレークに成功して6-2で第1セットを奪うと、第2セットもナバーロを圧倒して6-1。わずか58分の快勝劇で、イタリア人女子として初めてのウィンブルドン4強となった。 この日行われたもう一つの準々決勝では、ベキッチが予選から快進撃を続けていたルル・スン(ニュージーランド/同123位)と対戦。第1セットを5-7で落としたベキッチだが、徐々にミスが増えていったスン。第2セットの5-3ではベキッチに硬さが見られた追いつかれたものの、再びリードし6-4でセットを奪い返すと、最終セットは開始から一気にリードを広げて5-0に。サービスゲームではわずか1ポイントしか失わずに6-1と、グランドスラム初のベスト4入りを果たした。
Tennis Classic 編集部