女性が1億円をだまし取られる巨額詐欺発生! 女性は毎日ATMで”現金をおろし続け”だまし取られた…その手口とは? 絶対に騙されない「気づきのポイント」を分析する(山形)
すると・・・ 男がその紙袋を取りに来たという。その様子を女性は離れたところから見ていた。 この時の心境について女性は、ホリグチらが自身の身の潔白を調べてくれるものと思っていたという。 ■渡し続けた「驚がくの金額」 身の潔白は、誰でも証明してほしい。そこにつけ込まれた結果・・・ その後も女性は毎日現金を出金し続け、ホリグチの指示に従って、その都度現金を紙袋に入れて置いた。 驚がくの金額が、これだ。 10月18日 1740万円 10月29日 2200万円 11月8日 780万円 11月19日 1100万円 11月26日 1000万円 毎度駐車場出入口に置き、男らが紙袋を持っていくのを確認していた。 最初の3000万円と合わせると、被害額はなんと9820万円。 およそ1億円もの大金を、毎日毎日下ろし続けた上に紙袋に入れ、男たちに渡してしまったのだ。 ■そして、詐欺だと気づく 11月27日以降も毎日、カミヤマから連絡が来ていたというが、12月11日を最後に連絡が途絶えた。 またカミヤマから連絡が途絶えた12月12日以降も、ホリグチから電話が来ていたが、12月16日を最後にその連絡も途絶えたという。 女性はカミヤマやホリグチに電話をしてみるがまったく連絡がつかない。 おかしいと思った女性は、ここではじめて自分から警察に電話をかける。 12月18日、詐欺であることがわかった。 ■「気づき」のポイントはあった ここまでの流れを見て、みなさんはどのくらい「気づき」のポイントがあると感じただろうか。 今回の70代女性は、信じてしまったからこそだまされた。が、気づくことができる機会はいくつかあったように思う。 まず・・・ 〇警察を名乗る者からの電話 警察が電話をしてくることはあるだろう。しかし容疑がかかる相手に「容疑がかかっている」などと言うだろうか。本当の犯人なら、逃げてしまう。 〇お札を調べる 「お札の番号を調べる」は詐欺でよく聞くセリフ。しかし、通帳に入っている金額が実際のお札と連動しているはずがない。ましてやATMで下ろしたお札の番号など、そもそも分かりようもない。調べても無意味だ。
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