目標は1人年間4億円!?「モノを売るより人を売れ」新人女性“外商”の奮闘に密着
(外商利用歴30年の女性) 「すごく綺麗になっている。大丈夫、完璧です」 商品の確認が終わると、ティータイム。これも大切な仕事です。まだ、何かを売り込むことはできませんが、最初の教えは「物を売るより人を売れ」。何より、信頼を得ることが大切です。 (外商利用歴30年の女性) 「すごくハキハキして、明るくて、会うのが本当に楽しい。おとなしいかなと思ったけど、伝言などを、しっかりブランドに伝えてくれるので、とても安心している」 ■目玉の商品は5000万円!初めての「持ち回り」へ 配属から約2か月が経った4月下旬。中野さんは初めて、外商マンにとって大事な仕事のひとつ「持ち回り」を行います。持ち回りは、販売員と共に顧客の自宅を訪問し、その場で商品を見せて売り込む仕事のこと。この日は、ネックレスや指輪など宝飾品を持っていきます。 (販売員) 「今月から取り寄せ始めた新しい商品。レオ・ファーストライトというダイヤモンド」 この日の目玉は、特別なカットが施され、美しい七色の輝きが特徴のダイヤ。重さは3カラットで、価格はなんと5000万円!店では簡単には売れない、外商ならではの商品です。 (新人外商員・中野歩海さん) 「心臓が飛び出そうなくらい緊張しています」 ■“アポ無し”訪問は簡単にはいかず… 1軒目は、顧客が仕事中だったため、品物は見てもらえず。アポ無しでの訪問のため、簡単にはいきません。その後も、留守だったり、見てもらえなかったり、苦戦が続きます。 (新人外商員・中野歩海さん) 「言い方が悪いんですかね。全然販売したいとかはなくて。それが伝わらないのが、もどかしい」 商品をきっかけに顧客と少しでも会話をしたい。 その一心で8軒訪ねましたが、この日は一度も商品を見てもらうことはできませんでした。戻った中野さんは、長谷部マネージャーに報告します。 (新人外商員・中野歩海さん) 「ほとんどお留守で、2軒しかお会いできなくて、お品物を見てもらったのは0軒でした」