ドレイパーがハチャノフを倒してキャリア最大のタイトルを獲得「信じられないような気分」 [ATPウィーン/テニス]
ドレイパーがハチャノフを倒してキャリア最大のタイトルを獲得「信じられないような気分」 [ATPウィーン/テニス]
ATPツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月21~27日/賞金総額262万6045ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第7シードのジャック・ドレイパー(イギリス)がカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-4 7-5で倒してキャリア最大のタイトルを獲得した。 ~エルステ・バンク・オープンでキャリア最大のタイトルを獲得した22歳のドレイパー選手~ 22歳のドレイパーがATPツアーで決勝に進出したのは初優勝を飾った6月のシュツットガルト以来で4度目だったが、戦績は2勝2敗となった。 第3ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したドレイパーは第2セット4-0から2度サービスダウンを喫して4-5と追い上げられたが、続く3ゲームを連取して1時間35分で歓喜の瞬間を迎えた。 マッチ8連勝中だったハチャノフはツアー7勝目を挙げた前週のアルマトイを含め室内ハードコートのツアー決勝で負けたことがなかったが、5度目の機会で初黒星を喫した。 「とてもいいプレーをしていたのに、それから流れが変わってしまった。正直に言って、緊張して硬くなってっしまった訳じゃない。いくつかミスをしたり誤った判断をしただけで、カレンがレベルを上げたんだ。それが彼の実力だし、彼がファイターで絶好調だということの証だ」とドレイパーは試合を振り返った。 「本当に緊迫した試合になったけど、僕は崩れることなくいい精神状態を保った。幸いにも何とか危機を乗り越えることができてホッとしたよ。初めてATP500大会で勝つことができて信じられないような気分だ」 先に行われたダブルス決勝ではワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したアレクサンダー・エルラー/ルーカス・ミードラー(ともにオーストリア)がニール・スクプスキー(イギリス)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)を4-6 6-3 [10-1]で退け、母国で前週のアントワープに続く今季2勝目を挙げた。
テニスマガジン編集部