IKEA渋谷がリニューアル。大型スクリーンで約50の家具設置モデル体験→EC誘導も
「IKEA」の日本法人であるイケア・ジャパンは8月27日、東京・渋谷に構える実店舗「IKEA渋谷」をリニューアルオープンした。郊外の大型店に近い体験を提供する店舗へと改装、「オムニチャネル環境下のもとリアルとECの隔てなく、シームレスなショッピング体験を届ける」(イケア・ジャパン)としている。
今回のリニューアルでは全7フロアのうち6フロアを改装。店舗レイアウトを郊外の大型店舗と同様、順路通りに歩いてショールーミングする導線とした。
部屋の一角を切り取ったように家具の組み合わせを展示するブース「ビニェット」を29セット、部屋全体の家具組み合わせを展示する「ルームセット」を8セット用意。1人暮らし向けの部屋モデルや低価格で実現する部屋モデルなど、都市部の暮らしのニーズを反映した部屋モデルを充実させた。
郊外店では展示家具の在庫が梱包状態で並ぶ「商品倉庫」エリアが設けられているが、リニューアルした渋谷店にも「商品倉庫」と同じコンセプトの「持ち帰り家具」を用意し、まとめて家具をピックアップできるようにした。リニューアルしたIKEA渋谷では約2700品目を展示し、約1700品目は当日持ち帰れる。
リニューアルの目玉として、体験型コンテンツを充実。店舗1階にはカーブ型のLEDスクリーンによる「インテリアスタイルラボ」を用意した。イケア家具をセットした約50の部屋を体験することができる。スクリーン上に表示される商品はQRコードからECで購入できるようにしている。
ARによる体験コンテンツも用意した。スマートフォンから専用QRコードを読み込みIKEA渋谷周辺でAR動画を楽しむことができる。AR動画の内容はIKEA渋谷の店舗をイケアのキャラクターの「家」に見立てたコンセプトでイケアのキャラがバーチャル上に出現するというもの。新たな体験型アクティビティとして制作した。動画の最後にはECへ遷移し、動画内に登場したイケア商品を購入できる。
また、IKEA渋谷でも店舗受取サービスの利用が可能。IKEAアプリやIKEAオンラインストアで購入したインテリア・生活雑貨や一部の家具をIKEA渋谷で受け取ることもできる。