【有馬記念】レガレイラ、ハナ差の激戦制し64年ぶり史上2頭目の3歳牝馬V 戸崎圭太騎手「今後はもう可能性しかない」
最強馬が無念のリタイアとなった大一番で、力強く成し遂げた世代交代。今後は国内だけでなく、海外の大レースも視野に入ってくるはずだ。鮮やかによみがえった才媛が、2025年をリードしていく。(内海裕介)
■レガレイラ 父スワーヴリチャード、母ロカ、母の父ハービンジャー。鹿毛の牝3歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲サンデーレーシング。戦績8戦3勝。獲得賞金6億3438万1000円。重賞は2023年GIホープフルSに次いで2勝目。有馬記念は戸崎圭太騎手が14年ジェンティルドンナに次いで2勝目、木村哲也調教師は22年イクイノックスに次いで2勝目。馬名は「ポルトガル中西部の都市シントラにある宮殿」。
★アラカルト
◆戸崎騎手 2014年ジェンティルドンナ以来、通算2勝目。JRA・GⅠは皐月賞(ジャスティンミラノ)以来で今年2勝目、通算13勝目。
◆木村調教師 22年イクイノックス以来、通算2勝目。JRA・GⅠは秋華賞(チェルヴィニア)以来 今年3勝目、通算11勝目。
◆スワーヴリチャード産駒 今年出走の2頭が初出走で初勝利。JRA・GⅠは菊花賞(アーバンシック)以来で今年2勝目、通算3勝目。
◆馬主…サンデーレーシング 20年クロノジェネシス以来、通算6勝目で歴代最多勝記録を更新。
◆生産者…ノーザンファーム 18年ブラストワンピースから7年連続勝利で通算10勝目。
◆関東馬 22年イクイノックス以来の勝利で、これで通算成績は関東馬38勝、関西馬31勝となった。
◆牝馬 20年クロノジェネシス以来、通算8勝目。
◆3歳馬 22年イクイノックス以来で通算22勝目。3歳牝馬は1960年スターロッチ以来で通算2勝目。
◆ホープフルS勝ち馬 同レースがGⅠに昇格した2017年以降、初勝利。
◆同一馬主のワンツー 1986年社台レースホース(1着ダイナガリバー、2着ギャロップダイナ)、2009年サンデーレーシング(1着ドリームジャーニー、2着ブエナビスタ)、19年キャロットファーム(1着リスグラシュー、2着サートゥルナーリア)以来で4度目。