「ラツィオに残るからごめんと連絡した」ところから「次の日にはパレスに行くことが決まっていた」。移籍の裏側を鎌田大地が明かす | 内田篤人のFOOTBALL TIME
【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #195』では、日本代表のMF鎌田大地がゲストに登場し、セリエAのラツィオからプレミアリーグのクリスタルパレスへの移籍の裏側を語った。 ●【動画】浦和 渡邊凌磨&新潟 秋山裕紀インタビュー
本番組にゲスト出演した日本代表のMF鎌田大地は今夏、セリエAのラツィオからプレミアリーグのクリスタルパレスへの移籍を決断。番組内では移籍の裏側について明かした。 昨季、5シーズン過ごしたドイツのフランクフルトからラツィオへの移籍を決断したが、マウリシオ・サッリ前体制では定位置争いに苦戦。シーズン途中の監督交代後は、リーグ戦での出場機会を増やし、最終的にはリーグ戦29試合に出場したものの、本人の納得いくシーズンにはならなかった。 その背景を踏まえてシーズン中から「前のシーズンに移籍事で失敗してしまったので、今年はシーズンが終わる前に(新天地を)決めたいと言っていた」という思いを抱いていたことを明かし、その中で「ラツィオに残るか、パレスに行くかの2択で考えていた」と言う。 フランクフルト時代の恩師でもあるオリヴァー・グラスナー氏が今年2月、シーズン途中にクリスタルパレスの監督に就任。すると「(グラスナー監督は、)試合に出ていない頃から(獲得したい意向を)言ってくれていた」と接触があったものの、本人は「ラツィオに残るからごめんと連絡した」と一度は心に残留を決断していたと言う。 しかしその連絡から「次の日にはパレスに行くことが決まっていた」と急転。続けてラツィオへ移籍した際の裏側についてもこう明かしている。 「去年もラツィオと契約する時に空港でラツィオファンが待っていて、フォルツァ・ラツィオというのをまだメディカルチェックも終わっていないのに、撮らされて、ラツィオの公式で上がっていたり、契約書も毎回ニュアンスを変えてきたので、それでやり直しになって、公式で発表しているのに、その間に違うチームに行くかもという感じになっていたので。今年も(残留することで)まとまっていてやり取りしていたら、こういう感じになった。ラツィオの(ロティート)会長は超名物会長なので…」。 イタリアでは「めちゃくちゃ大変でした。サッカーもそうですけど、それ以外のところでドイツとは違い過ぎました」と素直な思いを口にし、イタリアでの苦しみを番組内で明かした鎌田が、新天地となるサッカーの母国の地ではどのような輝きを見せてくれるか。なお、クリスタル・パレスは日本時間の18日、22時より開幕戦でブレントフォードと対戦する。