50歳を超えて何か変わった? 真板潔、すし石垣、山下和宏、佐藤えいちなど…シニアプロのスペック実態調査
昨年シニアデビューしたばかり軽いシャフトをテスト中ロフトピッチは変えない
山下和宏 50歳 ツアー未勝利。レギュラーツアーでは2008年に初シードを獲得。17年まで10年連続で維持した。50歳になった昨年秋からシニアツアーに出場している。 「昨年シニア入りしたばかりなので、まだほとんど替えていません。だけど、もっとラクに振れるように軽いシャフトを使いたいな、とは常々思っています。ただ、軽いシャフトにすると、どうしてもタイミングがつかめなくて、今はまだ使えない状況です。結構前のクラブを使っていますが、替える必要を感じない。あと、これまでアイアンも替えてきましたが、ロフトだけはずっと一緒です。飛びすぎるのも嫌だし、距離感が合わなくなってしまうんです」
「FWは最新のものもしばらく使っていましたが、使い慣れた『M4』に戻ってしまいました。自分のイメージした球筋に合うのが大事なのですが、なかなか見つからないんです」
「クラブに合わせたくない」20年間使うシャフトが基準同じ感覚で振れるように調整
すし石垣 50歳 ツアー未勝利。プロテスト合格前から米ミニツアーやアジアンツアーに参戦。下部ツアー2勝。2005年にドライビングディスタンス4位に入るなどハードヒッター。 「レギュラー時代から、基本的に替えていません。ヘッドは替えますが、20年間FSPの同じシャフト。中身はずっと同じですが、コスメは変わっています。ただコスメが変わるだけで振り感が変わることもある。ヘッドやシャフトを替えて、同じように重さやバランスを合わせて作っても、同じにはならない。クラブに合わせて打つこともできるけど、自分のスウィングを変えたくない。自分が気持ちよく使えるクラブを崩さないことが重要で、僕の場合、基準がシャフトなんです」
「アイアンは全部同じ感覚で振れるように、重さやバランスを調整しています。UTとか簡単なクラブはありますが、僕は使えない。いまだにアイアンは3番からです」 PHOTO/ Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki THANKS/日本プロゴルフシニア選手権大会TSUBURAYA FIELDSHOLDINGS ULTRAMAN CUP 2024年11月5日号の「週刊ゴルフダイジェスト」には桑原克典プロや手嶋多一プロなどのシニアプロのセッティングも紹介している。続きが気になる方は本誌か、Myゴルフダイジェストでチェックしよう。
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