学費のため、息子にお小遣いを与えず貯金をしています。お小遣いを与えていた場合と比べて、貯金はどれだけ多くなるでしょうか?
お小遣いも金融教育の一環
学費のために、子どもにお小遣いを与えずに貯金へと回すのも、子どもの将来へ向けた一つの考え方とはなります。しかし、お小遣いを子どもに与え、お金の使い方を子どもの自主性に任せるのも金融教育の一環となりえるでしょう。家のことを手伝ったらお小遣いを渡すという方法も、お金を稼ぐ基礎を学ばせる効果が期待できます。 また、お小遣いを一切与えないことで、お小遣いのある子どもとの間に、格差も生まれかねません。一緒に買い物をしたり食事をしたりするのが困難となれば、人との付き合い方にも影響が出てくる可能性があります。家庭ごとに経済状況や教育への価値観は異なるものの、お小遣いを金融教育の一環として捉える意識も持っておいた方がよいでしょう。
小学生から高校生までのお小遣いの合計は30万円
小学生から高校生までの12年間のお小遣いは、今回の試算では合計で30万円でした。すべてを学費のために貯金へと回せば、お小遣いを与えた場合と比べて30万円多く貯金できるでしょう。あくまで、相場からの単純な算出である点は押さえておかなければいけません。 また、お小遣いは子どもにとって非常に重要なものです。お金の大切さや使い方を学べる点では、金融教育の一環ともいえます。その点も考慮し、お小遣いの有無や額を決定しましょう。 出典 知るぽると 金融広報中央委員会 「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部