最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング12位。背番号10がベンチ要員…。元世代別代表のエリート
明治安田J2リーグの2024レギュラーシーズンが終了した。J2で最も高い市場価値を持つ日本人選手は誰なのか。今回、フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※情報は11月29日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトの表示に準拠する。
12位:田中雄大 生年月日:1999年12月14日(24歳) 所属クラブ:ファジアーノ岡山 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:27試合3ゴール4アシスト 12位には、ファジアーノ岡山の攻撃を牽引する田中雄大(50万ユーロ/約8000万円)が名を連ねた。 年代別日本代表への招集経験をもつ田中は、桐光学園高校卒業後に早稲田大学へ進学。2022年に岡山に加入すると、お披露目となったJ2開幕節・ヴァンフォーレ甲府戦でプロ初ゴールを決める鮮烈なデビューを見せた。 背番号10をつけているとはいえ、田中はオールドタイプの司令塔ではない。泥臭いプレーに徹し、ハードワークができる。身長162cmと小柄だが狭いエリアを強引に突破できる技術力を持ち合わせており、トランジションの速さが際立つ現代サッカーにおいて理想的なプレーメイカーだと言えるだろう。 今季はリーグ戦27試合に出場し、3ゴール4アシストを記録。ただ、今季の総出場時間が912分となっていることからも分かる通り、途中出場が多かった。終盤戦ではベンチ外の試合が続き、背番号10に見合う活躍ができたかというと難しい評価になる。 しかし、田中はまだ24歳と若い。その伸び代は計り知れないだろう。この状況を乗り越え、来季はフルスロットルのパフォーマンスでチームをJ1に導いてもらいたい。
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