【アルゼンチン共和国杯】東京コースの安定感と実績を評価 東大HCの本命は目黒記念3着のクロミナンス
秋の芝2500m戦
今週日曜日、東京競馬場でGⅡ・アルゼンチン共和国杯が行われる。重賞3戦連続で馬券圏内のクロミナンスや新潟記念2着馬セレシオン、京都大賞典3着のメイショウブレゲらが出走予定。GⅠ連対歴のある馬不在で混戦が予想される。 【アルゼンチン共和国杯2024 推奨馬】末脚の破壊力はメンバーNo.1! 左回りは複勝率85.7%で絶好の舞台(SPAIA) 古くにはスクリーンヒーローがここを勝利してジャパンCも連勝するなど、スターも誕生しているレース。今年はどの馬が大舞台に名乗りを上げるのか。過去10年のデータをもとに考察する。
前走東京組は格下でも侮れない
<アルゼンチン共和国杯 前走別成績> 東京芝2400m【4-2-4-8】勝率22.2%/連対率33.3%/複勝率55.6% 目黒記念【1-0-0-9】勝率10.0%/連対率10.0%/複勝率10.0% オールカマー【2-2-1-15】勝率10.0%/連対率20.0%/複勝率25.0% 京都大賞典【0-1-1-23】勝率0.0%/連対率4.0%/複勝率8.0% アルゼンチン共和国杯は2500mという距離ながら、その実はほとんど中距離レースであり、スタミナはさほど求められない。前走札幌芝2600m【0-2-0-25】など、長い距離を使ってきた馬は苦戦傾向だ。 また、前走OP・L組【0-3-1-38】、前走ローカル(14年新潟開催のオールカマー除く)が【0-4-4-48】と勝利例がない。今回ローカル組で食指が動くのは新潟記念を上がり3F32秒8で追い込んで2着のセレシオンくらい。基本的に主場の重賞組から考えていく。 最多の5勝を挙げる前走東京組のうち、特に東京芝2400m組【4-2-4-8】が半数以上馬券に絡んでいる。前走が東京芝2400mの3勝クラスだった馬は【2-2-3-5】、その3着以内馬だと【2-2-3-3】。昇仙峡S2着のタイセイフェリークも格上挑戦ながら侮れない。 また同コース組は【1-0-0-10】、うち目黒記念組が【1-0-0-9】。ただし同レース5着以内から参戦した馬は3頭だけで、ムイトオブリガード(前走5着)が勝利している。 目黒記念を勝利して参戦したルックトゥワイスは斤量2kg増もありながら0秒3の4着と悪くない。今回0.5kg増にとどまった3着馬クロミナンス、斤量据え置きのマイネルウィルトスはある程度信頼できそうだ。 前走オールカマー組(14年の新潟代替含む)は【2-2-1-15】で、その7着以内が【2-2-1-6】複勝率45.5%という成績。サヴォーナ、ラーグルフが該当する。 メイショウブレゲが該当する京都大賞典からのローテーションは【0-1-1-23】。好走馬は昨年の2着マイネルウィルトスと3着ヒートオンビート。ただどちらも過去に目黒記念連対のコース実績があった。2走前の目黒記念で10着のメイショウブレゲは魅力的といえない。 前走阪神組は3勝を挙げているが、前走GⅠを除くと馬券絡みなし。ジャンカズマも見送りだ。