B1仙台89ERS4連敗で東地区最下位に…キャプテン青木保憲「もっとシビアに戦わないと」
◇りそなB1リーグ 第10節 三河81ー64仙台89ERS(8日・カメイアリーナ仙台) 仙台89ERSは三河に64―81で敗れて4連敗となり、4勝14敗で東地区最下位に転落した。7日の第1戦より攻守ともに粘り強さを見せたものの、シュートを決めきれずに全クオーター(Q)で20点以下に抑えられ、最後まで追いつくことができなかった。 試合がなかったバイウィーク明けのホームで4連敗。集まった4824人にまた勝利を届けられず、落合嘉郎ヘッドコーチ(HC、42)は「ディフェンスの強度もオフェンスの展開も昨日(7日)よりは良くなったけれど、後半にボールが止まってしまったのが良くなかった」と振り返った。 第1戦の反省を生かし、マンツーマンとゾーンを切り替えながら守ってくる相手にもボールを回して得点を重ね、前半は互角の戦いを見せた。しかし後半は守備が連係しきれず自由に攻め込まれると、結果的にペイント内で42得点を許した。さらに自分たちのシュートも入らずに失速。特に3点シュートは29本中わずか3本しか決まらず成功率10・3%と、落合HCは「考えすぎているのか、サポートが足りないのか分からないが、とにかく試合を通してシュートを決めきらないと」と渋い表情だった。 11月10日のアウェー大阪戦以来、遠ざかっている白星。さらにホームで勝利したのは、10月27日の越谷戦が最後だ。次節は11日、ホームで宇都宮を迎える。キャプテンのPG青木保憲(29)は「チーム全員が当事者意識を持って、もっとシビアに戦わないといけない」とホーム5連戦の最終戦で勝ち星を狙う。(秋元 萌佳) 〇…試合後にはシンガー・ソングライターの大黒摩季(54)によるミニライブが行われた。代表曲の「熱くなれ」「ら・ら・ら」など全7曲を熱唱。マスコットのティナやチアたちともコラボし、「ティナが面白すぎて歌詞を間違えました」とハイテンションに語って会場を沸かせた。連敗したチームに「きょうは残念だったけれど、残りのシーズンはガンガン勝利して勝ち上がってください」とエールを送った。
報知新聞社