AKB48 17期生畠山希美「コロナ禍の自粛期間がなかったら、アイドルになっていなかったと思います」【連載 なんで令和にAKB48?】
――小さい頃ハマっていたものはありますか? 畠山 アイドルは好きでしたね。幼稚園ぐらいでAKB48を好きになって。最初にいいなと思ったのは板野友美さんなんですけど、お母さんにそれを伝えたら、「この前卒業発表しちゃったよ」って言われて。「えっ......、そうなんだ」って、なったのを覚えています。 小学校に入って一旦アイドルから離れたんですけど、小6の時に緊急事態宣言が出て、外に出れなくなっちゃったんです。家にいてもやることがなくて、TikTokを見てたら、この曲とこの曲が似てるみたいな投稿がどんどん出てきて。それがアイドルの曲で、見ているうちにまたアイドルを好きになりました。 ――オーディションを受けようと思ったのは? 畠山 自粛期間にやることがなくなっちゃって。人間って何もしないと心が不安定になっちゃうんですよ。こういう大変な時期でもやれることないかなって考えて。アイドルになったら何かしら活動ができていいんじゃない? と思ったんです。 ――すごい理由でアイドルに目覚めたんですね。 畠山 私、自粛期間がなかったらアイドルになってないです。AKB48のオーディションもTikTokで知りましたし。 ――じゃあ書類をすぐに送って。 畠山 でも写真がすごい苦手で、自撮りもしないし、SNSも投稿してなかったし。特に全身写真がうまく撮れなくて、受けるの止めようかなって思ったぐらい。結局、何百枚の中から直感で選んで送りました。 ――オーディションで覚えてることありますか? 畠山 自己PRの時に、周りはAKB48の◯◯さんが大好きですとか、アイドル好きを語ってる人が多かったんですけど、私は自分を知ってもらうために、頑張ったことを話そうと。そう思ったら中学校の部活かなと。アイドルについては1ミリも語らずに、剣道部の話だけしました。 ――どんな内容だったの? 畠山 私はこのポジションで団体戦を戦っていて、得意技は返し銅ですって。そういうのをオリジナルキャラクターで描いて、紙芝居形式で説明しました。 ――面白そう! それで合格したのかもしれないですね。発表はどうやって聞きました? 畠山 中学生で自分のメールアドレス持ってなかったから、母を連絡先にしてたんです。夜の7時ぐらいですかね。夕飯を食べ終わって寝ていたら、「受かったよ」って、起こされました。もうびっくりして、本当に夢じゃないかって思いました。 ――「アイドルに受かったよ」って起こされる人を初めて見ました(笑)。(後編に続く) 【連載「なんで令和にAKB48?」は毎週木曜日更新 畠山希美が劇場公演デビューや将来の夢を語る後編は7月11日公開!】 ●AKB482005年(平成17年)12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。2022年(令和4年)5月4日に17期生、2023年4月9日に18期生、2024年3月17日に19期生がデビュー!◯AKB48 64thシングル『恋 詰んじゃった』が7月17日発売! ドラマ『星屑テレパス』(テレビ東京ほか)毎週火曜24:30~放送中! 「AKB48 17期生昇格記念LIVE!新メンバー挨拶まわり~私たち、AKB48です~」が7月21日、仙台よりスタート。最新情報は公式ホームページをチェック! ●畠山希美(はたけやま・のぞみ)2008年1月25日生まれ 埼玉県出身身長159㎝ 血液型=O型Nickname=のんちゃん公式X【@nonchan_akb48】公式Instagram【Nozomi_akb4817】 取材・文/関根弘康 撮影/篠田直人