中日・根尾昂、『涌井塾』で走りまくる「最多勝を4回も獲得した方。いろんなことを学びたい」飛躍のきっかけへ意欲
中日・根尾昂投手(24)が7日、ブライト健太外野手(25)と東海テレビのドラゴンズ応援番組「ドラHOT+」に生出演した。今オフは涌井秀章投手(38)に弟子入りするが、通算162勝を挙げているベテランの自主トレは桁違いのランニングメニューで有名。原点回帰でプロ初勝利へつなげる。 投手の基本は何と言っても走ること。6年目のシーズンを終えて、根尾は原点に回帰する。今オフは初めて涌井と自主トレをともにするが、球界随一のランニングメニューをこなす”涌井塾”を選んだ理由を明かした。 「自分の現状を考えたときに基礎的な部分でのレベルアップが必要。何かをやりこむ練習をできる環境だと思いますし、しっかりとやりたい」 通算162勝を挙げた右腕はとにかく走る。1日合計で10キロ前後を走るという豊富なランニング量は投球の礎となっている。「最多勝を4回も獲得した方。いろんなことを学びたい」。練習内容だけでなく、技術も吸収して、飛躍へのきっかけをつかむことに意欲を示す。 走ることは根尾にとっても大事なメニューだ。大阪桐蔭高時代はランニングや坂ダッシュでどっしりした土台を築いた。1年目の春季キャンプ前の新人合同自主トレでベースランニング中に右ふくらはぎを肉離れ。「1年目にふくらはぎを痛めてから、けがをしないためにもランニングは欠かせない」。下半身強化だけが目的ではない。
中日スポーツ