60代で安藤優子さんが人気インスタグラマーに!報道キャスターとして培った「今もずっと好きなもの。」
なんで私のインスタがネットニュースになるの?
安藤さんがインスタグラムのアカウントを作り、初めて投稿したのは2021年2月のこと。マネージャーに勧められたのがきっかけでした。2020年9月に「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ)の司会を卒業した直後は、ゴルフの練習に行ったり、愛犬リンゴと一緒に過ごす時間を増やしたりと、2ヵ月くらいは自由を満喫していたものの、各方面から声がかかり、忙しくなっていったといいます。 「インスタを勧められた時はそんなに深く考えていなくて、屋上でアシスタントに撮影してもらった写真を投稿したのが最初です。でも、いつもアシスタントがいるわけじゃないし、自分で撮るにしても、出かける前は忙しく、インスタ用の写真をじっくり撮る時間なんてありません。鏡の前なら一人でも全身写真が撮れることに気づいたのですが、自撮りすると、なぜか頭が大きく写っちゃって……」 コメント欄でも「頭が大きい」などの正直な反応が返ってきたといいますが、一方で、「こうやって撮ればいいですよ」といったアドバイスもあり、鏡の前に立ち、スマートフォンをひっくり返してレンズを下にした状態で撮影するといい感じに撮れるようになったと振り返ります。 「三脚や自撮り棒も結局使いませんでした。いつも出かける直前の10秒くらいで撮ってるんだけど、足元に愛犬のリンがよく入ってきます。この、リンが写り込むことでいい“仕事”をしてくれるんです」 また、食べることが大好きで、“一食たりとも無駄にしたくない”という信念がある安藤さんは、昔からどれだけ忙しくても「食」を大事にしてきただけのことはあり、料理の腕前も確か。夫との食卓に並ぶ一品料理や、友人を招いた時のおもてなし料理も自分で撮影してインスタグラムに投稿していました。 すると、コーディネートのセンスの良さや、美味しそうな料理が話題となり、インスタグラムへの投稿が1本のネットニュースとして報じられるように。今やフォロワー13.8万人の、“人気インスタグラマー”に。 「ファッションも料理も普段どおりのものしかアップしていないので、なんでこんなことがニュースに? と驚きました。報道番組をやっている時、女性誌などで出させていただくこともありましたが、普段の生活は意図的に見せないようにしてきました。ニュースをお伝えするのに必要のない情報は自分から発信せず、ニュースの発信者としての安藤優子でありたいと思い続けてきました。そもそも、私の日常を見たって面白いことは何もないじゃん! とも思っていましたし」 安藤さんのインスタグラムのフォロワーは30代以上の女性が大半。特に50代以上の女性が多く、「安藤さんのようなファッションに憧れる」「報道番組でのジャケット姿がずっと好きでした」という感想をもらうことも増えていきました。 「テレビでは、私個人へのフィードバックはほぼありませんでした。それだけに、多くの方々が私の投稿を楽しみにしてくださっていることが、逆に私の励みになっています」