紛失した財布が交番に届いていましたが、「中身」が抜かれていました。犯人を特定するのは難しいでしょうか…?
警察への届け出と防犯カメラの活用と注意点
警察へ窃盗の被害届が提出されて、事件性があるものと判断された場合に事件の捜査が開始されます。操作に使われる代表的な証拠は次の内容です。 ●目撃者の証言 ●防犯カメラの映像 ●指紋やDNA鑑定 ●犯人本人の自白 特に防犯カメラの映像は、警察の捜査のときにも有力な証拠として念入りに調査されるといわれています。防犯カメラの活用は、目撃者から聞き取りを行う証言とは違って曖昧さがない点がメリットです。 防犯カメラを活用する場合の注意点は、映像を証拠とするために、プライバシーを侵害するような空間まで撮影してしまうことです。プライバシー侵害にあたる画像であれば、証拠不十分となってしまう可能性があるため注意が必要です。
再発防止するためには?
財布の紛失を防止するためには、財布を身につけていないときも置く場所を決めることが大切です。バッグに入れて持ち運ぶのであれば、バッグのどこに入れるのか決める、帰宅後は室内の決まった場所に置いて保管するなど、財布のある場所を特定しやすいよう自分なりのルールを作りましょう。 財布を頻繁に紛失する人には、紛失防止タグなどGPSの利用も検討しましょう。財布に入れておくと、スマートフォン経由で簡単に場所の特定ができるとされています。
日頃から財布を無くさない心がけをしよう
警察に被害届けを出して調査を行えば、犯人を特定できる可能性が高くなります。しかし、相当な労力を使うことになるうえに、財布が見つからないケースや犯人が特定できないケースもあることに留意しなければなりません。まずは、財布を紛失すること自体をなくすために防止策を実行することが大切です。 出典 警察庁 令和4年の 刑法犯に関する統計資料 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部