ゲーム三昧で学校に行かない息子。衝突を経て、再び信じられるようになった理由
「持ってる力を出し切ったから後悔はない」
ついに迎えた入試本番。前泊のため自宅を出発するものの、台風の影響で交通機関は乱れていました。不安に押しつぶされそうになるhideさんを横目に、長男は「大丈夫だよ!」とのんきな様子を見せていたといいます。 ホテルの部屋に着くと、ずっと面接の練習をくり返していたそう。 「熱心にやっているのをみて、心が暖かくなるのを感じました。目標が出来ると人間ってやるもんだなぁ~と感動してました」 (hideさんの投稿より *一部編集) 試験当日「がんばってくるね」と笑顔で会場に向かう我が子の後ろ姿は、やる気に満ち、思わず涙腺が緩んだといいます。試験が終わるのを待つ間は、近隣のあらゆる神様にお願いに回りました。 試験を終えた長男は、疲れた様子を見せながらもスッキリとした顔でこう言ったといいます。 「『今、考えると、もう少しああやればとか、こうやればって思うけど、持ってる力出し切ったから後悔はない』」 (hideさんの投稿より *一部編集) やり切った達成感に満ちた様子に「受かるかも」と思ったhideさんの予想どおり、無事合格。現在は、高校も卒業して、芸術系大学の学生として充実した日々を送っているといいます。 hideさんのエピソードからは、葛藤(かっとう)を覚えながらも、子どもの思いを尊重し、信じることで開かれる道があることを実感させられます。「子どもを信じる」ことは、簡単なようで難しいもの。ぶつかったり、言い合ったりするプロセスを経るからこそ、「ここまできたら信じてみよう」という思いが生まれるのかもしれません。
●ご紹介した記事 「進学校に入った息子がコロナ禍で学校に行かなくなり、反抗期と更年期がぶつかり合って、何とか息子が大学受験しました。」 https://note.com/hide5345/n/n3de449da5cb9
●元記事の著者プロフィール hide 大学生の長男、中学生の長女の母。
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