「初」モノづくし! アストンマーティン「ヴァルハラ」がついにデビュー…0-100キロ加速はなんと2.5秒、999台限定です
レースモードでは最大のダウンフォースを得る
レースモードでは、リアウイングが強力な油圧ラムで255mm上昇し、最大のダウンフォースを得る。 特徴的でアクティブなリアウイングに加え、ヴァルハラではフロントアクスル前方に隠されたアクティブフロントウイングが採用されている。複数の面で気流を制御・管理する単一のメカニズムで開発されたアクティブ・フロントウイングは、デフォルトの位置ではドラッグを最小限に抑えるように設定されている。 レースモードを選択すると、フロントウイングは最大ダウンフォースモードに移行し、車両がダウンフォースを軽減する必要があると判断すると、自動DRS機能を含むフルレンジの動きをする。ブレーキング時には、レースモードではリアウイングがエアブレーキとして優位に展開し、アクティブフロントウイングと連動して圧力のバランスを変化させ、驚異的なブレーキング性能を発揮する際に最適な安定性を確保する。 アストンマーティンはヴァルハラの製品化段階に入り、限定999台の最初のデリバリーを2025年下半期に開始する予定である。
【AMWノミカタ】
アストンマーティンの車両性能担当ディレクター、サイモン・ニュートン氏は、次のようにコメント。 「課題は、サーキットで次世代レベルのスピード、正確さ、爽快感を達成する一方で、公道走行では楽しく非常にエモーショナルなスーパーカーの特性を維持することだった」 これにはEV走行からサーキットまであらゆる走行シーンを想定したビークル・ダイナミクスを開発する必要があった。今回のこのクルマの目玉は統合型ビークルダイナミクスコントロール(IVC)とアクティブ・エアロダイナミクスの採用であろう。 ヴァルキリーやアストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズ(AMPT)からフィードバックされたテクノロジーがこのモデルを次のレベルへと押し上げる。ラグジュアリーブランドのアストンマーティンも、今後のブランドの生き残りを賭けこのモデルでフェラーリ、ランボルギーニのようなスーパーカーブランドへなるべく戦略変更に出たのだろうか。 CEOのエイドリアン・ホールマーク氏は今秋ベントレーからアストンマーティンへ移籍した人物で、このマーケットを熟知する人物である。彼の今後の舵取りとアストンマーティンの変化が楽しみである。
AMW
【関連記事】
- 【画像】F1由来のボディデザインにも注目! アストンマーティン「ヴァルハラ」を見る(全27枚)
- ■ 900万円で極上のボンドカーが手に入る! 映画『007/ダイ・アナザー・デイ』に登場したアストンマーティン「V12ヴァンキッシュ」は今が買い!?
- ■アストンマーティン新型「ヴァンキッシュ」の「ブースト・リザーブ」にビックリ…1000NmのV12エンジンはサウンドも最高でした!
- ■ いずれボンドカーに!? アストンマーティン新型「ヴァンキッシュ」の世界初公開の舞台は「ベネチア国際映画祭」…招待された豪華ゲストは誰だった?
- ■ 超がつくほどマニアック! レトロフューチャーなアストンマーティン「ラゴンダ」のコクピットは真のコニサー向け…2000万円以下なら買っておきたい!?