大同特殊鋼、渋川で航空機向け強化
大同特殊鋼は、2024―26年度の3年間で累計1500億円を投資する。成長市場に向けた戦略投資は640億円で、この内300億円を投じ「高合金プロセス改革プロジェクト」を始動。航空機エンジンの大型回転体用ニッケル基合金で、アジア初のプライム認定、30年での高合金Barシェア10%以上(現状4%)を目指すもので、渋川工場(群馬県)への大型4面鍛造機の導入や知多第2工場(愛知県)への一部設備の移管などで、渋川を航空機向け製品、火造品の一貫工場とし、同時に名古屋地区の高合金製造プロセスも進化させる。