車内を自分で簡単お掃除! 効率よくキレイにするコツとは?【愛車の日常メンテナンス】
愛車の掃除をサボっていないだろうか? 車内清掃は手軽にできるメンテナンスなので、効率よくキレイにするコツを知っておきたい。“35歳以下のクルマ好き”が参加したカーミーティング「YOKOHAMA Car Session」運営メンバーのひとりで、テクニカルライターとしても活躍中の本田浩隆さんに、車内清掃の極意を伝授してもらった! 【写真を見る】車内清掃の様子を写真で確認!(全13枚)
車内の汚れ、放っておくとどうなる?
ご家庭の床や窓のサッシなどに埃がついていると、なんとなく掃除したくなると思います。実はクルマの中もカーペットの砂汚れや、ダッシュボード、トリムの埃、ステアリング、シフトノブの手垢など、いつも通りに運転しているだけで汚れてしまうものです。また、クルマに乗って外出すると、車内で飲食することが頻繁にありますよね? その際に食べ物や飲み物をこぼしたまま放置しておくと、内装のシミやニオイの原因になってしまいます。ひどい時にはニオイを嗅ぎつけた虫たちが隙間から侵入し、車内が大変なことになる場合も! また、一年中我々を悩ませている花粉も、衣服や髪の毛に付着するのと同様に、クルマのシートやカーペットに付着しています。この花粉もしっかりと掃除しておかないと、クルマに乗った瞬間に“目がかゆい”、“ 鼻がムズムズする”、“くしゃみが出て危ない”など、運転にも支障をきたしてしまいます。 そのような事態に陥る前に、快適なドライブの準備として、車内をお掃除して空気をキレイにしてみませんか?
まずは車内の汚れをセルフチェック!
まずはクルマのすべての窓やドアを開けて、空気を入れ替えてみましょう。最近のクルマはオートエアコンが装備されていることがほとんどで、大抵は「内気循環」モードでエアコンが作動しています。内気循環は車内の空気を取り込んで冷やす/温めるモードであるため、素早く車内温度を調整するのには便利ですが、外気が入ってこないため、空気の入れ替えができません。そこで、エンジンを切る前にエアコンを「外気導入」モードにしておくと、なおグッドです。 この時に車内全体をチェックして、どこにどのような汚れがあるか、その汚れはどういう洗剤や道具を使えばキレイになりそうか想像しながら、掃除用品を準備してみましょう。例えば、フロアマットやシートに大きなゴミや埃が落ちているとします。表面に載っているだけのゴミや埃であれば、カーペットの掃除に便利な回転式の粘着クリーナーなどで簡単に取り除けます。 今回用意したクルマの中を見回してみたところ、フロアマットには砂汚れが、シートには食べこぼしが、ステアリングやシフトノブなど、手が触れる部分は手垢でベタついている状況でした。また、内窓も汚れており、インテリアトリムには何かをこぼしたような跡を見つけました。これは掃除が必要です!