【熱帯夜の睡眠】「下着で寝てはダメ?」「夏のパジャマの選び方は?」医師が回答!30代・40代のお悩み&疑問
毎日暑い日が続くシーズンに突入。夜も気温が下がらず、寝苦しい日が続き……安眠できない悩みは切実。そんな30代・40代が抱える「熱帯夜睡眠」の悩みや疑問に、睡眠専門医の井坂奈央先生がお答え! 今回は、「寝るときのベストな服装」について聞きました。 熱帯夜、快適に寝るコツを睡眠専門医がアドバイス(写真) ViDI Studio/shutterstock
夏の夜、快眠のためにどんな服装で寝るべき?
30代・40代女性の、熱帯夜の服装に関する「リアルな悩み&疑問」! ・「熱帯夜での睡眠時のトップスは、カップつきインナーか、就寝用ブラだけ。暑い中、パジャマを着ると汗をかいて逆に冷えてしまうと思うのですが、実際どうなんでしょうか?」 ・「5~10月の暑い日は、Tシャツ+短パンというスタイルで寝ています。彼は『長袖・長ズボンの前開きパジャマで寝るほうがグッスリ眠れる』というけれど、私には暑くて無理! 今年はストンと着られて、蒸れにくそうなワンピース型に挑戦しようと思って買ってみましたが……」
睡眠専門医がお答え! 熱帯夜で快眠するための服装
【監修】 Dクリニック東京ウェルネス 睡眠センター長 井坂奈央先生 大学病院や専門医療機関で長く睡眠障害の診療にあたってきた睡眠専門医。いびきや睡眠時無呼吸症候群に悩む患者に病態やライフスタイルに合わせた治療を提案している。
夏場でも長袖・長ズボンのセパレートタイプがおすすめ
「下着のみで寝るのはNG。寝汗を吸ってくれる衣類がないと、寝汗が蒸発する際の気化熱で体温が下がりすぎてしまいます。同じ理由で、半袖のパジャマも好ましくありません。寝るときは半袖がちょうどいいと感じても、睡眠に入ると体温が下がりますので、半袖だと冷えすぎてしまうのです。 快眠のためには、夏場であってもセパレートタイプの長袖・長ズボンがベスト。室温は、エアコンで24~26度に調整しましょう。ワンピースタイプのパジャマは、足がからまり寝返りがうまくできないおそれがあるので、おすすめしません。寝返りは寝具内の温度を調整するためには大切なもの。ズボンのほうがしっかり寝返りができて、快眠できます」