なでしこジャパンの収穫“若手の躍動”DF古賀塔子「次はもっと」FW浜野まいか「世界一は手の届く場所にある」
ベスト8に終わった日本女子代表(なでしこジャパン)のパリオリンピックの戦いだが、一番の収穫はブラジル戦で劇的な同点弾を決めたMF谷川萌々子を筆頭に、次世代を担う選手たちが可能性を見せてくれたことではないだろうか。そこについては池田太監督も「オリンピック初出場ですとか、まだ経験がない選手たちも自分の良さを思い切って出してくれた」と納得の表情をみせていた。 【動画】広瀬すずさんが日本代表ユニ姿で見事なヘディング「可愛すぎる」「さすがの動き」 DF古賀塔子は最年少18歳での出場になっていた。22年U-17ワールドカップを戦った主力メンバーで、23年11月になでしこジャパンデビュー。パリ五輪でメンバー入りを果たすと、初戦のスペイン戦、2戦目のブラジル戦、そして準々決勝のアメリカ戦でスタメン出場した。 3戦目のナイジェリア戦はメンバー外となったが、発熱によるものだったという。「ブラジル戦のあとです。38度?もっと出ました」。食事面など選手村に入った数日間の調整が難しく、体調を崩す選手が続出したようだ。それでも五輪の特別感も味わえた様子。男子テニスの錦織圭や、男子バレーボールの西田有志と交流を持ち、一緒に写真を撮ってもらったという。 この経験は未来へと繋げたい。次回のワールドカップブラジル大会は27年、ロサンゼルス五輪は28年に開催される。20代前半で迎える古賀には当然、中心選手としての期待がさらに集まることになる。ただそこは古賀も「W杯があるので、まずはそこを目指したい」と意識を十分にするところ。「この年齢ですごい舞台に立てたことは嬉しいですし、次に出たときにはもっといいプレーができるように積み上げていきたい」と話せば、同じく若手の成長株で期待されるFW浜野まいかも「今回の大会で世界一は遠いようで近い、ただ手の届く場所にあるなと感じられた。次のW杯は本当に世界一になるために、まだ時間はあるので、自分と向き合える期間にしたい」と力強く話していた。