【船橋・日本テレビ盃注目馬】ウシュバテソーロ&デルマソトガケ 米遠征前に弾み付ける勝利なるか
船橋競馬場で9月25日(水)に行われる日本テレビ盃(3歳上・JpnII・ダ1800m)。“Road to JBC”に指定され、1着馬にはJBCクラシックへの優先出走権が付与されるが、近年はBCクラシック(米G1)の前哨戦として出走する馬も多い。今年もウシュバテソーロ、デルマソトガケの2頭が米遠征を予定している。 【写真】ウシュバテソーロこれまでの軌跡 中央馬の出走枠は4頭だが、うち3頭がGI/JpnI馬という超強力メンバー。だが、昨年も3着に大井のスワーヴアラミスが入線し、一昨年は船橋のフィールドセンスが制すなど、近年は地方馬の活躍も目立つ。地方移籍後11戦連続で連対中のナニハサテオキ、船橋で11勝の舞台巧者ギガキングがどこまで食い下がれるか注目したい。発走予定日時は25日(水)の20時5分。主な出走予定馬は以下の通り。 ■ウシュバテソーロ(牡7、美浦・高木登厩舎) 一昨年4月の横浜Sでダートに転じると、同年暮れの東京大賞典、年明けの川崎記念、ドバイWCを制して、転向からわずか1年足らずで世界のダート王者に輝く。その後もBCクラシックで5着、今年のドバイWCで2着に健闘するなど、トップクラスの活躍を続けている。今年も日本テレビ盃の後は米遠征を予定。大舞台に弾みを付ける圧勝を期待したい。 ■デルマソトガケ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎) 3連勝で全日本2歳優駿を制し、3歳春はサウジダービー3着、UAEダービーで1着となり、ケンタッキーダービーで6着に入った。秋以降も積極的に海外遠征を敢行し、BCクラシックで2着と見せ場を作ったほか、サウジCやドバイWCにも出走して健闘。昨年の日本テレビ盃は回避したため、2年ぶりの国内戦となる。日本のファンにパワーアップした姿を見せたい。 ■ナニハサテオキ(牡5、浦和・平山真希厩舎) JRAでは芝中距離で活躍。南関東転入後は条件戦で実績を積み、今年の報知オールスターCは重賞初挑戦ながら、のちに川崎記念を勝つライトウォーリアのクビ差2着に入った。続く京成盃グランドマイラーズでも2着に入ると、フリオーソLCは3馬身差の圧勝で初タイトルをゲット。地方転入後は11戦連続連対中で、底を見せぬ勢いそのままに大物狩りなるか。 そのほかにも、今年の東海Sを制したウィリアムバローズ(牡6、栗東・上村洋行厩舎)、船橋の中距離戦を得意にしているギガキング(牡6、船橋・稲益貴弘厩舎)、JpnI・3勝の実績馬メイショウハリオ(牡7、栗東・岡田稲男厩舎)などが出走を予定している。