「兵庫県民をバカにしている」斎藤知事にPR会社が提案した"SNS運用" 「アンチも支持者に」戦略の中身
■資料に書いてあった「フェーズ」とその“内容”
消された提案資料――。 「まさしく折田氏が“戦略的”にSNSを動かしていたことがうかがえる資料です。まず、10月1日から10月13日は『フェーズ1:種まき』。10月14日から10月31日は『フェーズ2:育成』。11月1日から11月17日は『フェーズ3:収穫』と区切り、それぞれの時期に、『注力ポイント』、『ターゲット』、『配信内容』、『主要成果指標』が記されていました。 それぞれの項目における詳細にはボカシがかけられているものの、そのボカシが弱いため、内容も容易に特定できます。ネットユーザーのなかには“読み解く”人もいて、たとえばターゲットとして、フェーズ1(種まき)では元々の支持者ら、フェーズ2(育成)は選挙に興味がなかった人などだったのが、フェーズ3(収穫)では“全員”“アンチな人、誤解をしている人”へ拡大しているといいます。 さらに配信内容も、フェーズ1で『斉藤さんを好きになってもらう』ところから、フェーズ3では『斉藤さんの支持を進める』と進化していることがわかる画像が出回っています」(前出のWEBメディア編集者) 折田氏は、この資料に「ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました」という文言を添え(現在は削除)、『note』上に掲載していた。これらの情報が拡散されたことにより、X上には、 《兵庫県民を完全にバカにしていて 「ワタクシが選挙を完全掌握して、世論を印象操作していた」と言わんばかりなの芸術点高い》 《県民一票は“収穫”だったという 選挙民を馬鹿にするにもほどがある》 《10/1を種まきとして提案してたから、計画立案に関わってたならそれより前の9月から、つまりほぼ最初から参加してるんだよね》 といった怒りや疑問の声が殺到。さらには《最後は野焼き》《フェーズ4:焼畑 フェーズ5:火事》と、次の“いじる”フェーズの文言まで登場する始末で、騒動はおさまる気配がない。 知事側は今後、同社からの「請求書」を開示する予定だというが、有権者たちの目は厳しい。
ピンズバNEWS編集部