【現行スープラが生産終了へ】限定300台の特別仕様車「A90ファイナルエディション」 同時に一部改良も
現行モデルが生産終了へ
今回の一部改良モデルでは市街地からワインディング、サーキットまで存分に走りを楽しめるよう、「さらなる一体感のある走り」を追求。 安心・安全のためのブレーキ性能を向上させた上で、ボディ、サスペンション、シャシー剛性の向上およびチューニングの最適化、空力性能の改善が施されたと発表している。 また、現行スープラが世界中のスープラファンの皆様にご愛顧いただいていること、世界各国のGTカーレース、ドリフト競技、およびNASCARなど様々なモータースポーツの現場でも多くのチームにご愛用いただいていることに対する感謝を込め、現行スープラの集大成として台数限定特別仕様車のスープラ「A90ファイナルエディション」を設定。 エンジン出力・トルクを向上させ、ブレーキやボディ剛性を強化し、レーシングカーに多く採用されるKW社のサスペンションシステムやハイグリップタイヤを採用するなど、走りに関する様々な要素をアップグレード。進化に合わせた最適なチューニングを行い、究極・最高の性能・仕様を備えた特別なモデルを作り上げたと述べた。 スープラ「A90ファイナルエディション」を集大成として、現行スープラの生産は終了を予定するが、今後もモータースポーツ活動を通じてスープラを鍛え続けていくとトヨタは語っている。
一部改良モデルの車両概要
■ドライブトレーン 新しいシャシーセッティングに伴いアクティブディファレンシャルの制御を最適化。旋回中のアンダーステアを抑制し、ハンドリングを改善。 ■ブレーキ フロントに大径化したブレンボ製ディスクブレーキを採用し、制動性能を強化。 ■ボディ・サスペンション ・状況に応じて減衰力を調整する電子制御ダンパーの特性を見直し、合わせてフロントスタビライザーも強化することで、走行性能を向上。 ・前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用。また、フロントコントロールアームに強化ゴムブッシュを、リアサブフレームに強化ゴムマウントを採用することで、サスペンションとボディの一体感を高め、ロードインフォメーションをより伝わりやすくし、正確なハンドリングに貢献。 ・リア床下ブレースの構造を強化することでボディ剛性を高め、ダイレクト感やグリップ感、コントロール性を向上。 ・今回の進化点にあわせ、EPS制御を最適化し、ダイレクト感のあるステアリングフィールを実現し、コントロール性能を向上。 ・前後のキャンバー角を見直し、グリップを高めてコーナリング時の安定性を向上。 ■タイヤ・ホイール ホイールカラーにマットブラックを採用し、精悍なスタイリングに磨きをかけた。 ■外装 ダックテールタイプのカーボンリヤスポイラーを採用。フロントにはホイールアーチフラップを追加し、フロントタイヤスパッツの高さを拡大することで前後の空力バランス、ダウンフォースを最適化し接地性とハンドリング性能を向上させた。 ■内装 ドライバーシートにはGRロゴ刺繍を施したアルカンターラ+本革シート表皮を使用。シフトノブのリングおよびステッチ(6速マニュアルのみ)、シートベルトに赤色を採用しスポーティーさを強調した。